全ユーザーの3割が投稿、なぜ10代はMixChannelに熱狂するのか?

mc01

スマートフォンで撮影した10秒の動画を共有できる「MixChannel」は、10代に人気のコミュニティだ。月間アクティブユーザー数(MAU)は380万人、月間再生回数は5億回。こうした数字以上に驚くのは、動画を投稿したことのあるユーザーが全体の3割を占めることだ。なぜ、10代はMixChannelに熱狂するのか。

福岡で開催中のイベント「B Dash Camp 2015」で、サービスを運営するDonutsの福山誠氏が、その秘訣を明かした。

MixChannelで人気のコンテンツのひとつはカップル動画だ。どんな内容かというと、中高生の男女がカメラの前でイチャイチャと抱き合ったり、キスしたりというもの。ただそれだけの内容を何組ものカップルがマネをして、相次いで投稿しているのだという。

mc02

MixChannelプロデューサーの福山誠氏

「MixChannelでは、他のユーザーが投稿した動画をマネる行為が多いんです。やってることはみんな一緒で、数千人が目をつぶってチューする動画を上げている。マネをしたり、されたりするのが、MixChannelのコミュニケーションなんです。」

ユーザーがコンテンツを投稿するCGMは、Instagramのように利用者のほとんどが閲覧も投稿もするサービスを除けば、投稿率は全体の1割以下というのが相場。福山氏の言葉を借りれば、MixChannelの投稿率の高さは、「お題に乗っかるコミュニティの楽しみ方がある」ということらしい。

OS Xの新しい写真アプリ、Photos詳細レビュー

Appleの新しい写真アプリ、Photosが、今日(米国時間4/8)公開された10.10.3 Yosemite無料アップデートで誰にでも使えるようになった。かなりの時間を費して試した結果、これがAppleのローカル写真管理ソフトウェアにとって有意義なアップグレードであることがわかった。このアプリは写真ストレージの真の未来を反映している:持っている写真すべてが、必要な時、必要な場所にある。

ビデオレビュー

iCloudフォトライブラリー

OS X Photosの中核をなすのがiCloudフォトライブラリー、プラットフォームを横断して写真を同期できる、Appleのクラウドベース写真ストレージシステムだ。つまり、同じアルバムをMacでもiPhoneでもiPadでも、さらにはもうすぐApple Watchでも見られるようになる。Photosを使うためにiCloudフォトライブラリーは必須ではないが、Photosは間違いなくこれを前提にデザインされており、あればいっそう輝きを増す。

iCloudフォトライブラリーを有効にすると、撮った写真とビデオがすべて自動的にiCloudに保存され、どのプラットフォームからでもアクセスできるようになる。あるデバイスで行った編集は、瞬時に他のデバイスでも見られるようになり、モーメント、コレクション、時間による分類も同じく反映される。写真をお気に入りにしたり並べる順番を変えた時も、それぞれのデバイスでiCloudフォトライブラリーを有効にして、同じiCloudアカウントにサインインしていれば、同じように全デバイスで同期される。

favorite-compressor

iCloudフォトライブラリーは、コンピューター上のストレージに比較的負荷をかけず、デバイスで利用できるストレージに最適化して最近アクセスした写真や近々アクセスしそうな写真だけを保存する。それ以外は低解像度のサムネイルだけが表示され、フル解像度版はiCloudの接続状況次弟でほぼ瞬時にダウンロードされる。

今のところiCloudフォトライブラリーは私のテスト中にタイミングを逸したことはない。動作は極めて賢実で、MobileMeなどAppleの初期のクラウドサービスを体験した人にとっては驚きだろう。大量のファイルを保存するにはiCloudストレージの料金が高くつくかもしれないが、iPhonesで撮った写真は、私がデジタル一眼レフで撮った写真の巨大なバックアップディスクと比べてごくわずかだ(一眼レフ写真をクラウドに置くつもりはない、今のところ)。

写真の整理

Photosの写真・ビデオの整理戦略は、iPhoneから借りてきたもので、既に熱心な写真整理魔でない人にとっては特にすばらしい管理方法だ。写真は標準では時間と位置に基づく「モーメント」でグループ分けされ、写真とビデオの中で起きた日々の出来事を切り取って見ることができる。

もっと旅行全体を広く見渡したい時は、コレクションが数日間にわたってまとめてくれるので、例えば休暇全体を一望するのによい。これは、写真の位置情報を利用できるようにしていればすべて自動的に行われる。旅行の後の写真整理に怠慢な人にとって、驚きの便利さであることを私自身の体験から発見した。

zoom-out-compressor

さらには、何年も昔までライブラリーをズームアウトして見ることもでき、もちろん自分のカスタムアルバムも作れる他、タイプ別(パノラマ、連写、スロービデオ等)分類、顔の自動認識、お気に入りだけを集めることも可能だ。

このシステムの美しいところは、手軽な使い方にもヘビーユーズにも反応が良いことだ。つまり、手で整理することを全く考えずに撮影だけしていても楽しくアルバムを眺めることができるし、細かく写真を選んでお気に入りにタグ付けする人にとっても望む結果が返ってくる。

私が思うに、このアプリはどちらかというと、できるだけ手のかからないフォトアルバム管理を目指しているようで、それが私の気に入った理由でもある。私は自分で撮った写真にしっかり気を配る時間も熱意も持っていないが、それでもPhotosは、私の過去10年を振返る実に見やすいアルバムを苦もなく作ってくれる ― さもなければ、作らなかったことを後悔していたであろう記録だ。

編集

編集は、私が手を動かすことを楽しむ作業の一つだが、Photosはその欲求を満たしつつ、手を加える必要のない大部分の写真を未来に残すのを手伝ってくれる。Photosの編集ツールは堅牢で、凝らないユーザーのためには殆どが自動で処理を行い、好奇心あふれるユーザーには精細な編集機能を提供する。

edits-compressor

Apple独自の自動最適化ワンクリック編集は、殆どのニーズに沿って色や露出の微妙な問題を解決してくれる。エフェクトは現時点では限定的だが、一般ユーザーに広く対応するにはこれが最善策だろうし、もう少し手を加えたい人は、露出、ハイライト/シャドウ、明るさ、コントラスト等の調整スライダーをワンクリックで呼び出せる。

ここでも私は、殆どの仕事をPhotosに任せて眺めているのが楽なことに驚いた。通常私は一眼レフで撮ったRAWファイルをいじり回すのが好きなのだが、Appleのワンクリック編集は私の使い方の中では十分すぎる結果をくれた。Photosを使う以前のめったに写真をいじらなかった頃よりも、改善された写真の総数はずっと多い。

フィルターもまたワンクリック調整が中心で、モバイルでInstagramがやっていることをデスクトップで(ある程度)実現している ― つまり撮影後エフェクト機能のアピール範囲を、熱心なホビイスト以外へも広げている。Appleの用意したフィルターはわずか8種類だが、それでも殆のユーザーには十分だろう。

共有

Appleは、Photosで写真共有の選択肢を増やした。iCloudフォトシェアリングを使うことによって、他のiCloudユーザーと写真やコレクションを1枚単位で共有し、それぞれが自分のPhotsアプリで写真を見ていいね!やコメントをつけられる。

sharing-compressor

これが唯一の写真共有方法になるかどうかは、周囲の人たち全員がAppleユーザーかどうかによるが、PhotosはFacebookやTwitterへのシェアもシステムレベルの統合によって簡単になっている。

PhotosはiOSのSharing Extentionsもサポートしているので、新しいデベロッパー機能を利用するサードパーティーアプリやウェブサイトを使って、様々な場所に写真を直接投稿することができる。Appleがこのソフトウェアをあらゆる写真とビデオの「ホーム」として位置づけつつ、よく行く他の場所にも簡単に持ち出せるようにしているのは賢明なやり方だ。

結論

photos-big-compressor

AppleのPhotosは、Macユーザーにとって最初のエコシステムの一員だったiPhotoを置き換えるという大役を、十二分にこなしている。驚くほどの奥深さがありながら、ずっと軽量なプログラムを使っている気にさせ、ライブラリーサイズが大きくなっても遅れや重さは感じない。手動の整理に多くの時間と労力を費していた人にとっては、新ソフトウェアに慣れるまで時間がかかるかもしれないが、新時代のモバイルフォトグラファーにはぴったりのアプリと言える。

これからの写真管理は、ユーザーの手をわずわらすことを減らし、撮影してアルバムを見るだけに専念させる方向になるだろう。驚くほど優れたモバイルカメラが遍在する今、写真整理は益々複雑化している。しかしPhotosは、今後ユーザーが撮るであろう何百何千億枚という写真をAppleがスマートに処理できることを証明する、写真ソフトウェアの革新だ。

OS X 10.10.3アップデートをインストールしてPhotosを見つけたら、このAppleのサポート記事を読んで、ApertureまたはiPhotoからの移行方法を調べよう。

【日本語版注:Photosアプリの日本語名は「写真」】

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

「泥んこ発電」で子供たちの科学力を育てるMudWatt

MudWatt

またひとつ、子供たちに科学技術的な知識と興味を与えようとするプロダクトが誕生した。MudWattというもので、泥を使って電気を起こすものだ。この非常に楽しそうな(汚い、という人もいるだろうけれど)プロダクトは現在Kickstarterキャンペーンを展開中だ。泥の中でバクテリアを繁殖させ、そして時計、温度計、ブザーなど単純な電子機器を動作させる仕組みになっている。

Kickstarterでのキャンペーンということを聞いて、開発途上のプロダクトなのではないかと考える人もいるだろう。しかし実のところ、このMudWattは何年も前から開発を行なってきたものなのだ。また最近ではスタンフォードのStartXインキュベータープログラムにも参加して、子供向けプロダクトについての知見も深めている。

共同ファウンダーのKeegan Cooke曰く、MudWattのアイデアは、2010年に買収されたTrophos Energyという小さなスタートアップにてリサーチサイエンティストとして働くうちに得られたものなのだそうだ。Cookeはそこで海底堆積物を利用したバクテリア燃料電池のプロトタイプを研究していた。また同時にさまざまな学童向けイベントにて研究成果を案内し、子供たちが科学的なデモンストレーションに大いに興味を持つようであることを認識したそうだ。

MuddyKeegKev

そうして友人であり共同ファウンダーでもあるKevin Randとともに、仕事や大学院における研究の空き時間を使いながらMudWattのアイデアを数年間かけて温めていった。初期モデルを配ってみたところでは大きな反響があり、このプロダクトには楽しみのためのサイドプロジェクトとして以上の可能性があると感じるようになっていったのだとのこと。

これまでのところで、キットの販売台数も6000台となり、さらに月間200セットの割合で売れ続けているのだそうだ。

「販売に力を入れるということはありませんでした。その中での数字ですから、正直いって驚いています」とCokeは言う。「このプロダクトには大きな可能性があり、ビジネスとして成立するほどの需要があると認識するにいたったのです」。

Kickstarterに投入したのはMudWattキットの最新版だ。コンポストとして利用できるケースも用意し、他にもさまざまなアップデートが加えられている。いろいろな組み合わせのキットが用意されているが、電極やLED、説明書などが同梱されていて、またiOS版およびAndroid版が用意されているMudWatt Explorerというモバイルアプリケーションも利用できるようになる。

Ruby_Builds2

MudWattで利用する泥は、自宅の庭から掘り起こしても良いし、園芸店で購入してきても良い。また電力を強めるために「燃料」を入れても良い。冷蔵庫の中にあるものがよい「燃料」となる。但し、ゲータレードがふさわしいのか、それともケチャップか、もっと別のものが良いのかを考えるのは、子供たち自身に委ねられている。

数日するとLEDが点滅をはじめる。これはキット内のバクテリアコロニーが電気を生み出し始めたことを示すサインだ。電気を生み出し始めれば、いよいよ次のステップに進むこととなる。

バクテリアのコロニーが拡大すれば、LEDの点滅頻度が高まる。そうなればブザーや時計、温度計、あるいは液晶電卓などのデバイスを繋いで観察することができるようになるのだ。

App-in-phones (new app images)

モバイルアプリケーションでも、LEDが点滅する様子を検知してバクテリアの成長具合を測ることができるようになっている。これにより成長具合や、どれくらいの電気を生み出しているのかを知ることができる。またアプリケーションから、泥の中で活躍して電気を産み出すバクテリアを主人公とするコミックを読むこともできる。

Cookeは、子供たちが泥発電に興味を持つだけでなく、身の回りのさまざまな不思議に興味を持ってもらいたいと考えているそうだ。

「子供たちが自分でいろいろ調べてみて、試して見ることのできる環境を提供したいと考えているのです。MudWattもそうした方向で活用して貰えればと希望しています」。

そうした方針に則って、MudWatt以外のキットの可能性についてもいろいろと考えているところなのだそうだ。たとえば沼にある藻などを使った発電キットなどを考えて見ているのだとのこと。

ビデオで紹介されているキットをすべて含むMudWatt DeepDig Kitの価格は59ドルとなっている。但し容器などを自分で用意するのなら、電極などの基本キットは29ドルで手に入る。また教育機関向けのClassroom Packというものもあり、こちらは350ドルになっている。

調達目標額は3万ドルで、本稿執筆時点では2万6000ドル程度が集まっている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

海賊版映画のストリーミングサービス、Popcorn TimeがiOSに登場―脱獄は必要なし

違法にコピーされたデジタルコンテンツが大量に共有されることから「海賊版のNetflix」と揶揄されるP2Pストリーミング・サービス、Popcorn TimeがiOSユーザーにとって非常に使いやすくなった。 Torrent Freakの記事によればiOSアプリを利用してiPhoneまたはiPadでPopcorn TimeのTorrentネットワークを簡単に利用できるようになるという。このアプリはインストールにあたって脱獄を必要としない。

Popcorn Timeについて少し説明しておくと、これは海賊版映画のストリーミングを主な目的とするサービスだ。それでもただちに違法とはいえないのは、ストリーミングするコンテンツを自らホストしていないからだ。コンテンツ自体はウェブの他所の場所にある。このソフトはそうした海賊版コンテンツへのアクセスを提供する。海賊版には高画質の映画やテレビ番組が数多く含まれる。これは典型的な灰色の領域だ。

Popcorn Timeはその使いやすさとコンテンツの豊富さでNetflixのような合法的サービスにとって脅威となっている。実際、Netflixは今年、株主宛の公開状で海賊版の危険性を訴えている。NetflixのCEO、Reed Hastingsはこの中で「われわれのビジネスにとってもっとも大きなライバルはHuluやHBOではなく、海賊版サイトだ」と述べた。

オリジナルのPopcorn Timeは2014年にサービスを停止したが、それ以後、多数の匿名サイトが復活している。昨年秋、Popcorn TimeのiOSアプリが開発されたが、これはインストールに脱獄が必要だった。

Screen Shot 2015-04-08 at 10.46.10 AM

しかし前述の記事によればPopcorn Timeのデベロッパーは脱獄なしで作動するiOSアプリの開発に成功したようだ。ただし、AppStoreのアプリとは違い、インストールには一手間かかる。デベロッパーはMacまたはWindowsのデスクトップ・パソコンで作動するインストーラーを開発した。ユーザーはiOSデバイスをUSB経由でパソコンに接続し、インストーラーを起動してその指示に従えばよい。

ios_installer

このアプリはiPhoneやiPad上で映画やテレビ番組をストリーミング再生するだけでなく、ChromecastやApple TVにも対応している。インストーラーはこちらのページ からダウンロードできるが、現在入手可能なのはWindows版だけだ(Mac版は今月中にリリースされるという)。ベータ版とされているのでそれなりのバグを含んでいることは覚悟したほうがよい。

いうまでもないが、利用はあくまで自己責任で。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Facebook、ウェブ版メッセンジャー専用サイトを公開(現在は英語版のみ、順次拡張)

ウェブでFacebookのメッセンジャーを使おうとすると、ニュースフィードに次々に表示される新しい投稿や通知に気が散りがちだ。そこでFacebookはウェブにもモバイル版同様の専用Messengerインターフェイスを作った。今日(米国時間4/8)、Messenger.comがメッセージ専用サイトとしてオープンした。英語版はすでに世界に公開されている。その他の言語のサポートも順次進められる。

もちろん今までどおりFacebook.com内から「メッセージ」を選択することもできるが、Messenger.comは仕事で頻繁にメッセージをやりとりする忙しいユーザーやメインサイトのソーシャル活動は嫌いだが友達とチャットはしたいというユーザーには大いに歓迎されるだろう。Facebookをしなくても世界中の相手と高音質通話ができるなどFacebookメッセージの全機能が使えるようになった。

Facebookの広報担当者は私の取材に対して「デスクトップ版にもメッセージ専用サイトを作ったのはモバイルのMessengerアプリとユーザー体験の共通化を図るためだ」と答えた。

Messenger Web

新しいMessengerサイトは、上のスクリーンショットのように、左側に既存のスレッドが並び、右側に大きなチャット・ウィンドウが表示される。 音声、ビデオ通話、スタンプ、写真の添付などモバイル版で利用できる機能はほとんどすべてデスクトップ版でも利用できる。

ただし現在、ボイス・メッセージの録音と送信、ウェブカメラからの写真の直接送信、新しいMessengerプラットフォームを利用したコンテンツ共有などはまだサポートされていない。 しかしモバイルの場合と同様、Messengerを本体から切り離すことによって、ユーザーに煩雑さを感じさせることを恐れずに他のインスタント・メッセージと競争するための機能の追加ができるようになった。

Messenger Notifications

新Messengerのもう一つの便利な機能はデスクトップへの通知機能だ。メッセージを受信すると小さな通知窓がポップアップするので、すぐにMessengerタブを開いて返信することができる。

Messenger.comのスタートはFacebookが買収したWhatsAppが1月にウェブ・インターフェイスをリリースしたことに連動するものだろう。Facebookのユーザーベースが急速にモバイル第一化し、チャットがユーザーの日常生活に組み込まれるに連れて、あらゆるプラットフォームで快適なメッセージ・インターフェイスを提供する必要性が高まっていた。

ではFacebookは将来、Messenger専用のデスクトップ・クライアントを開発するだろうか? 専用アプリなら、そうでなくても混雑したブラウザを経由せずに、ワンクリックでチャットが始められるので便利だ。可能性はあるだろう。

〔日本版〕Facebookの「設定」から主要言語を「英語」に変えただけでは新しいデスクトップ・メッセンジャーは利用できないもよう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Apple、iOS 8.3をリリース―絵文字の拡張とバグフィックス

今日(米国時間4/8)、AppleがiOSのアップデートをリリースした。これによって300種類の新しい絵文字が追加された。これらは同時にOS Xにも追加され、両プラットフォームのエモーティコンの表現の幅が大きく広がった。iOS 8.3では多数のバグフィックス、機能の改良も行われた。その範囲はWi-Fi、アプリのランチャー、Bluetooth、メッセージ、CarPlayなど非常に広い。

アップデート・ノートがそっけないほど短いAppleにしては珍しく、今回のノートは長い。重要なバグフィックスには、たとえば、iPhoneを回転させたときに表示の向きが自動的に変わらない問題、 Wi-FiやBluetoothでスピーカーのようなデバイスを接続しているとき接続がときおり切れる問題などが修整されている。

絵文字の他に今回のアップデートで追加された機能としては、CarPlay対応車種との通信機能、iMessageでのジャンク、スパムのフィルター機能、OS Xの新しいPhotosアプリに対応したiCloud写真ライブラリーのサポートなどが含まれる。

アップデートをインストールするには「設定」を開いて「ソフトウェア・アップデート」を実行すればよい。

〔日本版〕 日本語版もリリーズずみ。Apple Watchのサポート、ヘルスケア・アプリの機能改善、メール、マップ、ミュージックの安定性の向上などが主要な内容とされている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

MLB.com、開幕戦のストリーミングは6000万を集める大ヒット

MLB.com

Major League Baseballが開幕を迎えたが、MLBの提供するライブおよびオンデマンド・ストリーミングは、新記録となる視聴者を集めたようだ。MLB.com、MLB.TV、モバイルアプリケーションのMLB At Bat、およびMLB.comの運営するFacebookおよびTwitterのソーシャルチャネルを経由して6000万の人がデジタル配信を楽しんだのだそうだ。

この数字は昨年比で60%アップとなっている。この数字につきMLB Business and MediaのプレジデントであるBob Bowmanが躍進の秘密を語ってくれた。

「人々がベースボールを待ち望んでいたということもあります。ニューイングランドおよび中西部は非常に厳しい冬を過ごしました。ベースボールは、コマツグミの到来と同様に、春を告げるサインとなっているのです」。

もちろんテクノロジー的な要因もあるはずだ。インフラストラクチャーが整備され、多くの人がストリーミングの存在を意識するようになっているのだ。

Bowmanは「多くの人が、サイトにいけばストリーミングがあるはずという意識を持つようにもなったのでしょう」とも言っている。

モバイルアプリケーションのMLB At Batを使った人が900万もいたことにも触れている。「900万人もの人がMLB At Batを利用するとは思っていませんでした」と、Bowmanは言う。この数字は昨年比40%の伸びを示す。訪問者のうち30%がビデオストリームで観戦し、そして20%がオーディオストリーミングを楽しんだのだそうだ。残りの20%はほぼリアルタイムで行われる情報更新ツールを見ていたらしい。この情報後進ツールではリアルな球場映像の上に、グラフィカルに情報が表示される。尚、残りの10%はアプリケーションに備わっているスコア表示機能など使っていたとのこと。

「私たちの考えの根本は、ファンのひとたちがいつでもベースボールを楽しめる環境を提供したいというものです。モバイル環境で開幕戦を楽しんだ900万の人は、いつでもベースボールに触れ続けていたいと考えてくれているのでしょう。そうした希望に沿う環境を提供したことにより、多くの人が自然に集まってきたとも言えます。ベースボールとテクノロジーが結びつくなどと考えもしなかった人も多かったのですが、確かに両者の間に親和性があったのだと言えるとおもいます」。

もちろん開幕ゲームというのは特別なもので、一年を通してこの数字が続くわけではない。しかし今回の数字が成功の予兆ともなることをBowmanは予測している。「開幕戦は誰にとっても興味深いもので、多くの人が集まるのは当然かもしれません。しかしデジタルメディアを通じてMLBを楽しみたいという人が、こんなに多くいることは証明されました」。

今回の成果は、デジタルサービスの提供を模索してきた長年の努力が実を結んだものだ。モバイルアプリケーションはもちろん、iPhoneすら存在しない頃から、情報提供の道を探っていたのだ。デジタルサービスを受け取るための環境も整い、より多くの人々にMLBの魅力を届けることができる時代が到来したのだと、Bowmanは考えている。

「いまや若者だけでなく、年長者たちもモバイルデバイスを使ってMLBを楽しむようになっているのです」とのこと。

MLBの新しいコミッショナーであるRob Manfredも、より多くの人に情報を提供できるデジタルメディアの、パワーおよび重要性を十分に認識している。

「以前のコミッショナーであったBud Seligも素晴らしい人物でした。しかしデジタルメディアの重要性を認識して、積極的に活用の方策を探るManfredを迎えたことも大きな転機とると思われます。活用の方法については何度も話をしましたし、積極的に取り組んでアドバンテージを確保したいとも考えているのです」とBowmanは言っている。

ベースボールは100年以上もの歴史をもつスポーツだ。しかしもちろん時代とともに変化するものであり、テクノロジーの活用は大きな変化のきっかけとなるものだろう。人々はどこにいても、四六時中、ベースボールに触れていることができるようになっているのだ。

「テクノロジーによりベースボールの本質が変わるようなことはないでしょう。しかしベースボールに触れる人の人数を増加させ、さらにファンを増やしていく潜在力をもつものといえます。私たちを感動させるのはゲームの内容です。しかし数年前には思いもよらなかった方法で、ベースボールというコンテンツで楽しむことのできる時代ともなりつつあるのです」。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

「Candy Crush」のKing、国内パブリッシャー別DAUで「パズドラ」のガンホーを抜く

king-ipo

総ダウンロード数で世界5億件以上の「Candy Crush」をはじめとしたスマートフォン向けゲームを提供するKingが、日本のゲームパブリッシャー別のDAUランキングにおいて「パズル&ドラゴンズ」などを手がけるガンホー・オンライン・エンターテイメントを抜いた。そんな調査結果をスマートフォンアプリ利用動向調査サービス「App Ape」を提供するFULLERが明らかにした。

同社の調査は、2014年2月から2015年2月までの期間において、半年ごとにDAUを計測したもの。Google Play上(App ApeはAndroidのみサポートしている)のゲームカテゴリのアプリDAU上位50をパブリッシャーごとに合算している。

調査期間を通して不動の1位なのは、圧倒的ユーザー数を誇るLINE。次いでガンホー、コロプラがランクインしていたが、2014年2月に4位だったKingが半年ごとにランクを上げ、2014年2月時点ではこれまで2位だったガンホーを追い抜く結果となった。1月にリリースした新作タイトルの「Candy Crush Soda」がDAU増加に大きく貢献しているようだ。ちなみにLINEは、アプリ別のDAUで見ると10以上のタイトルが50位以内にランクインしており、文字通りの独走状態なんだそう。

screenshot_320

課金率やARPUよりも「エンタメファースト」なKing

イギリスで立ち上がったKingは、2014年4月に日本法人のKing Japanを設立。少し前に代表取締役の枝廣憲氏に話を聞いたのだけれども、日本法人では戦略立案、ローカライズのほか、テレビCMをはじめとしたプロモーションを実施している。今年は札幌で開催された「第66回さっぽろ雪まつり」でCandy Crush Sodaのプロジェクションマッピングなんかも実施している。

いずれのゲームも女性ユーザーの比率が高いそうで、Candy Crushシリーズでは、年齢層も30〜40代が中心。意外と高い年齢層にウケているようだ。

枝廣氏曰く、Kingが重視するのは「ユーザーがどれだけ楽しんでくれるか」なのだそう。

枝廣氏

King Japan代表取締役の枝廣憲氏

同氏はもともと電通、gloopsでキャリアを積んでKing Japanの代表となった。日本のモバイルゲーム会社も経験した同氏は、自身の経験と比較しつつ、「日本のゲーム会社だと、課金率やARPUを重視するが、我々はエンタメファースト。長期利用や、ユーザーがいかにほかのユーザーを招待してくれるかといったことを重視している」と語る。

Kingの課題になっているのは、人気タイトルであるCandy Crushシリーズへの売上の依存度が高いこと。ただしその割合は下がってきているそう。ちなみに国内では同社のタイトルのうちFarm Herosなど5タイトルに限定してサービスを展開している。

このタイトル群がすでに大きな価値を生んでいるそうで、Candy Crush Sodaのローンチ時などは、既存ゲームからの誘導を中心に、積極的なプロモーションを実施する前からアプリストアのランキング1位になるまでの集客力を持つに至っている。

Instagram、新しい編集フィルターとお気入りアカウントへの投稿の通知機能を追加

今日(米国時間4/7)、Instagramはモバイル・アプリに カラーとフェードという新しい写真編集ツールを追加した。当面Android版だが、すぐにiOSも出るという。カラー効果は上のサンプルのように写真にユーザーが選択した色みを加えて雰囲気を変える。フェードは写真の彩度を落とし、モノクロに近い静かなトーンを作り出す。低解像度の写真に好適だ。

Instagramは昨年から写真編集ツールを拡充する努力を続けており、ユーザーが写真を編集する自由度が大きく高まった。Instagramが当初から提供してきたワンタッチで特定の効果を上げるプリセット・フィルターも健在だが、今回追加されたカラー、フェードに加えて 明るさ、コントラスト、彩度、シャドー、ハイライト、縦横調整などフィルターが利用できる。プリセットのフィルターに飽きたらなくなったユーザーに新しい自由を与え、興味をつなぎ止める戦略として理にかなっている。

instagram_2015-Apr-07

また今回、「投稿の通知」という機能も追加された。これはフォローしているアカウントに新しい写真が登校されたことをプッシュ通知する機能で、お気に入りのアカウントの新しい写真を見逃さないですむ。特に数多くのアカウントをフォローしているユーザーには便利だ。またスマートウォッチにプッシュ通知が表示されればいっそう役立つ。今回このプッシュ通知機能が追加されたのは偶然ではなく、Apple Watchの発売を見据えてのことだろう。腕時計に通知が表示されれば、家族や恋人が新しい写真を投稿したことをスマートフォンをいちいち取り出すことなくすぐに知ることができる。

プッシュ通知機能はiOS版とAndroid版アプリにすでに追加されている。

〔日本版〕現在Goole Play日本版に今回のアップデートはまだ反映されていない(最終アップデートは3月15日)。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

「女子中高生の2人に1人が使っている」動画共有サービスMixChannelがマネタイズ開始

先日ご紹介したスマートフォンアプリ向けの動画広告プラットフォーム「FIVE」。ユーザーの操作で動画広告を表示・非表示できる作りはすごかったのだけれども、今回紹介するのはその記事で少しだけ触れたDonutsの10秒動画共有サービス「MixChannel」での動画広告の話だ。Dountsでは、「MixChannel プレミアム動画広告 powered by FIVE」の名称でMixChannel上で動画広告を展開。マネタイズを本格化させる。

MAUは380万人、月間再生回数は5億回に

MixChannelは2013年12月のスタート。サービスを担当する福山誠氏は、ランチを軸にしたマッチングサービス「ソーシャルランチ」を手がけるシンクランチを上村康太氏(現在はグロービス・キャピタル・パートナーズのベンチャーキャピタリスト。福山氏と上村氏はもともとグーグルで一緒に働いていた)とともに創業。同社のM&Aにより2012年12月にDonutsに参画した。

「Instagramが注目を集めた2011年くらいから、『画像の次は動画だろう』と思っていたし、周囲でも『(動画ブームが)来るぞ来るぞ』と言われていて数年経った。だが2013年にVineが登場して短い尺で、オートプレイで動画を(無理矢理にでも)見せる、というサービスが登場した。それがある種の革命になったのだと思う。それで日本らしい動画サービスの開発を考えた」(福山氏)

さてそんなMixChannel、僕のような30代の人間なんかが知らないうちにぐんぐん成長。現在はMAU(月間アクティブユーザー)380万人、月間の動画再生回数は5億回。

mc02

ユーザー属性を見ると10代が9割、男女比では女性は約8割という、とくに女子中高生に特化した大きなサービスになった。その仕掛け作りには、10代に人気の読者モデルに利用を促すような施策もしていたと聞くが、何より大事にしたのは「コミュニティ的な運用」だそうだ。

mc01

「はじめから面白い動画があったわけでもないし、カップル動画(MixChannelで人気なのは、カップル動画とおもしろ動画だそう)をいきなりみんながアップする訳ではない。そこはコンテストを開催したり、象徴的なユーザーをプッシュしたりして、じわじわと女子高生の話題になるようなモノを集めてきた。スーパースターの投稿者がいるんじゃなくて、同世代の『可愛い』とか『面白い』が集まっている」(福山氏)

mc03

今後の課題はアクティブ率や外部連携

MAUで380万人を達成しているが、同社の資料を見る限りその成長は鈍化しているようにも見える。だが福山氏は、「すでに10代の女子中高生をある程度カバーするようになった結果」だと語る。統計などを見ると年齢ごとの人口は10代で大体120万人前後。ユーザーの中心となる13 〜18歳の女性に限定すればざっくり360万人という規模になる。

福山氏によるとスマートフォンアプリだけのMAUでも150万人ということで、きわめてざっくりした計算にはなるが、「女子中高生の2人に1人が使っている」(福山氏)と言える状況だ。「一定のクラスタにリーチできるサービスにはなった。今後はどうアクティブ率を上げていくか、そしてどう外部のサービスと繋いでいくかを考える」(福山氏)

プレミアム動画広告とインフィード広告でマネタイズ

今回開始した動画広告は、MixChannelのトップ画面最上部に表示される。金額はグロスで250万円、100万再生(iOSとAndroidに配信。OS別配信には対応しない)となっている。実は3月にもリクルートグループが試験的に広告を導入しているそうで、「数字は申し上げられないが、いい結果を出している」(福山氏)という。今後はインフィード広告なども導入し、さらなる収益化を図るとしている。

Facebook、eコマース機能を着々強化中―巨大ショッピング・ポータルが出現?

オンラインでショッピングするのが「いいね!」をするのと同じくらい簡単になったらどうだろう? たぶんわれわれはそのサイトでずいぶんたくさん買い物をすることになるだろう。そういうショッピング・ポータルになることに成功したサービスは単に手数料を稼げるだけではない。人々が何を買うかに絶大な影響力を振るえることになる。eコマースに関するFacebookの最近の動きはそのような方向を示唆しているかもしれない。

facebook-ecommerce

Facebookは2014年のF8カンファレンスで eコマースをスピードアップすることを目標の一つに揚げた。

先月、Facebookはメッセンジャー内に支払い機能を導入した〔現在アメリカのみ〕。メッセージのスレッドに表示される“$”ボタンをクリックして金額を入力するだけでその金額が即座に友達に送金される。

便利な機能だが、これは手始めにすぎないと見るべきだろう。

このメッセンジャー送金機能で、Facebookはデビットカードとユーザーのアカウントを結びつけた。重要なのはクレジットカードやPayPalなどの従来の支払い手段と異なり、デビットカードではFacebookは一切手数料を取らないという点だ。パスコードによる保護や送金履歴などセキュリティー対策も十分に行われている。

Facebookはこの迅速・無料の送金手段を向こう数年の間に事業の新たな柱に据えていくだろう。.

payments-in-messenger

小売ビジネスも新たなチャンネルを熱望している

最近、Facebookはマーチャントとの関係の強化をはかっている。これまでのようにマーチャントを外部の企業として扱うというより、むしろFaceookの人間のユーザーに近い扱いをするようになってきた。

Autofill

Facebookは2014年にAuto-Fill機能を公開した。これはパートナーサイトでショッピングするときにAuto-Fillをボタンをクリックすると住所、氏名、支払情報などがFacebookのユーザー情報を利用して自動的に書き込まれるというもので、ユーザーは長々しい入力をしないですむ。

FacebookはまたBuyボタンの実験を行っている。これはFacebookを離れることなく、ニュースフィードに表示された広告から直接ショッピングができるというものだ。

fb-buy-screen

今年2月にFacebookはeコマース向けに新しくプロダクト・広告を提供し始めた。これまでの広告ではマーチャント全体か単一の商品しか広告できなかったのに対して、新しい広告ユニットでは複数のプロダクトを一度に広告できる。

またFacebookは先月、カスタマイズ可能なショッピング検索エンジンのTheFindを買収した。これによってFacebookはユーザーがどんなプロダクトに興味を持っているかより正確に知ることができるようになり、広告ターゲティングの精度向上に役立つはずだ。たとえばヒッピー的ライフスタイルに興味を示すユーザーにはヨガマットの広告が効果的だろう。

shutterfly

Facebookの新しい複数プロダクト一括広告

そして数週間前、Facebookは小売業者を人間の友達のような親しみやすい存在にするためにきわめて野心的な手を打った。ユーザーが業者にメッセージを送れるようにする計画が発表された。F8デベロッパー・カンファレンスでプレビュー版が公開されたMessenger For Businessでは 、ユーザーはメッセンジャーを通じてショップに注文したり、発送の通知を受け取ったりできる。またメッセンジャーでさまざまなカスタマー・サポートを受けられる。

これらの動きはFacebookが総合的なショッピングポータルに一歩一歩近づいていることを示すものだ。

screen-shot-2015-03-25-at-10-53-11-am

ゼロフリクションのeコマースを目指して

pay-settings

そしてさらに重要なのは、最初に述べたメッセンジャー内でのデビット・カードによる支払いとeコマースが統合されたらどうなるかという点だ。

上で見てきたように、Facebookはユーザーに代わってサードパーティーに対し支払いの認証を行い、ユーザー情報を入力する能力をすでに備えている。ユーザーは住所、氏名、電話番号、。クレジットカード番号等々を入力する必要がない。発注確認、レシート、発送ずみ通知、注文キャンセル、クレームなどはすべてメッセンジャーでやりとりできる。

こうなればFacebook自体が巨大なショッピング・モールになるだろう。ユーザーはFacebookを離れることなく必要なものをなんでも買えるようになる。

実現までにはそれなりの時間がかかるだろうが、Facebookがそのようなゼロ・フリクションのeコマースを提供するようになったところを想像してみよう。今までのFacebookのeコマースは次のようなステップを踏んでいた。

  1. ストア、あるいは単一のプロダクトの広告が表示される
  2. 広告をクリックし、ストアが表示されるのを待つ
  3. 商品を選ぶ
  4. 支払い情報、送り先情報などを手入力する
  5. 注文手続きを完了する
  6. メールでレシートを受け取る
  7. 変更や問い合わせがあればメールか電話を使う
  8. メールで発送ずみ通知を受け取る

それがこうなるだろう。:

  1. ユーザー向けにターゲットされた商品の広告が表示される
  2. “Buy”ボタンを押す
  3. 配送先など必要情報が自動入力され表示されるので確認ボタンを押す
  4. メッセンジャーに注文確認、レシート、発送通知などを受け取る。キャンセル、クレーム、問い合わせなどはすべてメッセンジャーから行う

このeコマースのフローは通常の物品だけでなくタクシーを呼んだりチケットを購入したりするのにも使える。F8カンファレンスに先立って私はFacebookがメッセンジャー・プラットフォームの上でサードパーティーがアプリを開発できるようにする計画についてレポートした。その後Facebookに近い情報源から、Facebookはこのプラットフォーム上で、オンデマンドタクシー・サービスのようなアプリの開発に興味を示していると聞いた。

eコマースではユーザーの手数か減れば購買量は増える。Facebookは単に広告を売るビジネスモデルからゼロフリクションのeコマースサイトへ自らを拡張していくかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ディープリンクの運用をカンタンにするフクロウラボ、B Dashなどから資金調達しサービスを正式版に

20150406_circuit_press_img01_Circuit

昨年10月に紹介したフクロウラボ。同社は4月6日、スマートフォンアプリ向けディープリンクソリューション「Circuit(サーキット)」正式版の提供を開始した。同時にB Dash Venturesなどから資金調達を実施したことも明らかにしている。調達額や出資比率は非公開だが、億単位と見られており、同社では事業拡大に向けて人材採用やサービス開発、マーケティング強化を進めるとしている。

以前の記事でも紹介したが、ディープリンクとはもともとはウェブサイトのトップページ以外のリンクのことを指していた言葉。今ではウェブサイトに限らず、スマートフォンアプリ内の特定ページに遷移するリンクを指すことが多い。最近スマートフォンのブラウザでサイトを閲覧していて、Amazonだとか特定のサイトにアクセスした際、アプリが起動して(アプリトップではなく)アクセスした商品ページの内容を直接表示するなんてことを経験した人もいるんじゃないだろうか。あれがディープリンクによるアプリの遷移だ。

141022cir01

ディープリンクを利用するシーンは何もブラウザ(ウェブ)からアプリに限ったことではない。プッシュ通知でアプリのトップページを表示するのではなく、最適なページを表示する際もディープリンクの設定は必要だし、ソーシャルメディア系のアプリから別のアプリ、メールアプリから別のアプリといった「アプリからアプリ」の遷移だってディープリンクが求められている。

フクロウラボ代表取締役の清水翔氏いわく、例えばEC系のアプリではトップページではなく商品ページを直接表示することで、その商品を強く訴求できるので、米国ではマーケティングの観点でディープリンクを利用することが増えているそう。例えばアパレルECの「JackThreads」では、ディープリンクを付けた広告メールを配信したところ、売上が21%向上したという事例もあるようだ。

ただしこのディープリンク、対応には手間と時間がかかるという問題があったのだそう。例えばある大手メディアで見積もりをしたところ、約3カ月かかるという結果が出た。また対応した後も、OSごとに運用管理を継続しなければならないという課題があった。

Circuitは、そんなディープリンク対応を最短10分で実現するという製品だ。ウェブの管理画面上でディープリンクによる遷移情報を入力し、アプリにSDKを導入。さらに数行のコードを追加すればディープリンクへの対応が可能だ。導入後は、アプリのアップデートをすることなく、ディープリンクの追加や削除が可能となる。料金はフリーミアムで提供。アプリのユーザー数にもよるが、「エンタープライズ版でも月額10万円程度で利用できる」(清水氏)とのこと。

20150406_circuit_press_img02_Circuit2

昨年10月のベータ版ローンチ後、すでに複数の導入実績があるそう。だが認知も含めてこれからというところで、「蛇口をひねれば水が出るように、情報の流れを簡単にするために、気付いたら使っている製品になるのではないか。課題自体がまだ認識されていないので、まずは使ってもらうのが重要」(清水氏)とのこと。

犬の散歩代行アプリ「Wag」、サンフランシスコに進出

screen-shot-2015-04-05-at-4-01-47-pm

犬の飼い主とドッグウォーカー(犬の散歩代行人)をモバイルアプリでつなぐスタートアップのWagが、サンフランシスコに進出した。同サービスはこれまでロサンゼルスでのみ運営してきたが、このたび第2の都市としてベイエリアを加えた。

Wagはドッグウォーカーの身元調査をした上でその行動に保険をかける。飼い主は散歩スケジュールを決め、散歩の最中はアプリで愛犬を追跡できる。料金は30分の散歩で20ドル ― Wagが手数料40%を取るが、本誌に語ったところによるとこれは現在の市場標準と同じか少し低いという。

私は、サンフランシスコ進出1週間後に同社と話し、新しい市場の手ごたえを尋ねた。Wagは具体的な数字は明かさなかったが、サンフランシスコでは、ロサンゼルスで開始した時の3倍程度のペースで成長していると答えた。

同社は今後1年間に10都市に展開するつもりだと本誌に語った。想像される通り、Wagは、働くプロフェッショナルと犬、両方の人口密度に基づいて新しい市場を選んでいる。

Wagは、数多くのオンデマンド・スタートアップが採用してきた拡大戦略を進めているようだ。地元の市場を確立して自らの経済を学んでから近隣市場を追加して地理的拡大を始め、そこからペースを早めていく。例えば、Instacartが同じような拡大曲線をたどっている。

もちろん成長には現金が必要だ。本誌が現在の資金調達活動と目標について尋ねたところ、Wagは明確な回答を拒んだ。ただし、新市場が運用開始から2~3ヵ月で利益を出すと予測していることは明かした。

Wagのユーザー基盤中95%がそれまでに散歩代行を頼んだことがなかった、と同社は言う。もしWagのユーザー基盤が拡大してもこの割合が続くとすれば、同社は既存の需要と供給を新しい形でつなぐだけでなく、ドッグウォーキング市場そのものを拡大していくことになる。

現在Wagは、1対1のドッグウォーキングを提供している。将来はグループ散歩を導入する計画があり、そうなれば1匹あたりの価格は下がる可能性がある。そのサービスはおよそ半年後にスタートするつもりだとWagは言った。もしWagが、犬の散歩コストを下げることができれば、多くの人がサービスを利用できるようになり、さらには広い所得層がペットを持てるようになるかもしれない。

「○○のUber」が次々と出てくるこの時代、Wagは他の多くのオンデマンド・スタートアップと同じく、長年続いている悩みを解決すべく迅速な労働提供を目指している。

結果は成長が証明してくれるだろう。

トップ画像提供:BRUCE MCKAY/FLICKR UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アプリのプロモーション(販売直結型の広告キャンペーン)の効果の大きい曜日は何曜日か?

今日(米国時間4/3)発表された調査報告書によると、どのカテゴリーのアプリでも、デベロッパがそれらをローンチしたり宣伝するための最良の日は、ウィークエンドだ。ダウンロード数がふつうのウィークデイに減らないアプリでも、広告キャンペーンなどはウィークエンドがよい、ということだ。

この調査は、今年の1月から3月までの3ヶ月間、iOSアプリの売上と推定ダウンロード数を記録した結果だ。

調査を行ったサンフランシスコのSensor Towerは、モバイルアプリの最適化サービスを提供しているスタートアップで、とくにアプリストアで検索に引っかかりやすくなるためのキーワードの改良アイデアなどを、分析結果に基づいてアドバイスしている。

同社によると、顧客からアプリをリリースするタイミングについて訊(き)かれることが多いが、それはカテゴリーによっても違うので、そういう質問に対するもっと網羅的な答を用意しておきたい、と思った。そこで合衆国のアプリストアにおけるすべてのアプリの各日のダウンロード数と売上を推計し、一週間を100とした場合の各曜日の比率を求めた。比率の高い曜日が、キャンペーンをぶつのに適した曜日だ、と言える。

とくにこのデータは、新しいアプリのローンチと並行して広告キャンペーンを展開するデベロッパにとって、参考になるだろう。また一部には、広告を予告広告のような形で週日に配信し、実際の購入やダウンロードはその週のウィークエンドから、という立ち上げ方もある。

今回の調査は、アプリストアのカテゴリーによって宣伝をするベストの日が異なる、と示唆している。一般的にウィークエンドがベストだろうと誰もが思いがちだが、広告からの購入とダウンロードでは最良の曜日が異なる場合もある。

以下はiOS App Storeにおける各カテゴリーの、売上とダウンロード数のベストの曜日の一覧だ:

  • 本アプリ: 日曜日(売上); ウィークエンド(ダウンロード)
  • ビジネス: 週半ば–水曜または木曜(売上); 火曜または木曜(ダウンロード)
  • カタログ: ウィークエンド(売上); ウィークエンド〜月曜(ダウンロード)
  • 教育: ウィークエンド(売上とダウンロード)
  • エンタテインメント: 土曜日(売上); 土曜または日曜日(ダウンロード)
  • 金融財務: 日曜日(売上); ウィークデイ(ダウンロード – ダウンロードはウィークデイ、プレイと購入はウィークエンド)
  • 食品と飲料: 日曜日(売上); 土曜または日曜日(ダウンロード)
  • ゲーム: ウィークエンド(売上とダウンロード, 土曜がやや高)
  • 健康とフィットネス: ウィークエンドと週の初め, 金曜は不可(売上とダウンロード)
  • ライフスタイル: ウィークエンド, 月曜と水曜もやや良い(売上とダウンロード)
  • 医療: 水曜、木曜、または日曜日; 土曜日は不可(売上); 日曜日(ダウンロード)
  • 音楽: 火曜日を除くすべての曜日; 土曜日が爆発的(売上); ウィークエンド(ダウンロード)
  • ナビゲーション: ウィークエンド, 金曜も良い(売上); ウィークエンドのみ(ダウンロード)
  • ニュース: ウィークエンド, 火曜日は不可(売上); ウィークエンド, ウィークデイもやや良い(ダウンロード)
  • ニューススタンド: 土曜日, 火曜は不可(売上); ウィークエンド(ダウンロード)
  • 写真とビデオ: ウィークエンド(売上とダウンロード)
  • 生産性アプリ: 何曜日でも良い(売上とダウンロード)
  • 参考資料: ウィークエンド, 月と火もやや良い(売上); ウィークエンド(ダウンロード)
  • ソーシャルネットワーク: ウィークエンド(売上とダウンロード)
  • スポーツ: ウィークエンドが圧倒的に多い(売上とダウンロード)
  • 旅行: ウィークエンド(売上とダウンロード)
  • ユーティリティ: ウィークエンド, 火曜は不可(売上とダウンロード)
  • 天気予報: 日曜日(売上とダウンロード)

上のリストでお分かりのように、広告販売は一般的にウィークエンドがベストだが、例外もある。ビジネスアプリは、当然かもしれないが、みんながお仕事をしているウィークデイがベストだ。一方、生産性アプリ(Microsoft Officeなど)は意外にも曜日による差がない。報告書は、“生産性は毎日高い方がいいからね”、とジョークを言っている。

医療アプリもやや例外的で、一部のウィークデイが広告販売のベストの曜日だ。

そのほかのレジャー関連のアプリ(食べたり飲んだり楽しんだりソーシャルしたり…)は、当然ながら、十分なひまのあるウィークエンドがベストだ。

もっと詳しい情報や図表が、Sensor Towerのサイトにある

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

LINEがソーシャルギフトサービスを本格化、「LINEギフト」を提供開始

linegiftimage1

昨日はOpen Network Labの第10期デモデイがあったが、5年前の第1期に採択されていたのがソーシャルギフトサービス「Giftee」を手がけるギフティだった。同社はその後KDDIのインキュベーションプログラム「KDDI ∞ lab」にも参加。創業間もないスタートアップながら、あっという間にケンタッキーフライドチキンやクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンなどの大手と組んでキャンペーンなどを展開していてびっくりした記憶がある。

そんなソーシャルギフトの領域にLINEが参入する。同社は4月3日、無料通話・メッセージアプリの「LINE」上でソーシャルギフトサービス「LINEギフト」を開始した。このサービスを利用すれば、LINEで繋がっている友人に対してギフトを送ることができる。支払いはクレジットカードやコンビニ支払いに対応する。住所はギフトをもらう側が入力するため、住所を知らない友人にもギフトの送付が可能だ。

LINEでは2014年11月から、スマートフォン向けECサービス「LINE MALL」上で試験的にソーシャルギフトサービスを展開していた。これが好評だったため、今回独立したサービスとして提供するに至ったのだという。

ギフトとして送れるのは、これまで提供していたボディケア用品やベビー用品、アルコールといった慶弔事向けの商品のほか、スターバックスのギフトチケット、ファミリーマートの「FAMIMA COFFEE」、ローソンのウチカフェプレミアムコーヒーやからあげくんなど、職場の同僚や後輩などに贈れるような低価格の商品を追加している。

line02

ゲームで自閉症に対する発想を転換させる

15059627797_cc29d1ff41_k

編集部注:Sam Blancoは応用行動分析学者としてニューヨーク大学で3~14歳の生徒を教えている。過去10年間、彼女は自閉症スペクトラム障害等の発育遅延を持つ生徒に関わっている。

昨年、自閉症に関連する大きな話題が2つニュースになった。ひとつは自閉症の子供はテレビゲーム「中毒」になりやすいか。もうひとつは成人自閉症患者の悲惨な就業率だ。

この、一見無関係な2つのニュースは、共通の文脈で見る必要がある。

なぜなら、自閉症の子供はテレビゲームとIT技術に「動機づけられる」あるいは「堪能である」可能性が高い、と言い換えると何が起きるか?

私たちはこの議論を見直し、どうやってテクノロジーへの興味を跳躍のバネに使えるかを考える必要がある。

ゲームは、あらゆる職業に必要な幅広いスキルについて個人を訓練することができる。コミュニケーション能力の改善から、指示に従い、新しい、技術的な、スキルを学ぶことまで。

しかも、多くの自閉症の子供たちは、テクノロジーに動機づけられていながら、それを有意義に使っていない。

Kidtellectが開発したTiggly Countsは、そんな子供たちが目的を持ってプレイするための出発点を提供する。そこには初歩の数学スキル構築に役立つ数え遊びが3つのアプリとして入っている。この3D数え遊びは、子供たちのタブレットへの接し方を根本的に変える。

例えば、私の生徒の一人はいつもiPadで遊びたがるが、いざ使わせると目的もなく画面をタップするたけだった。私は彼にTigglyのプレイのし方を教え、ママと2人で物を分ける簡単な遊びをさせた。こうして彼の大好きな行動を少し修正しただけで、母親と新しい形の対話が始まり彼のレベルに適した数学ゲームに参加することができた。

私は多くの自閉症の生徒たちに、Launchpad ToysのToontasticという自分のマンガを作れるアプリを紹介している。

子供たちは、物語の組み立て方、はっきりしゃべること、交代で話すことを学び、会話のスキルを身につける。生徒の一人は書くのが大嫌いだったが、自分の書いた物語がアニメーションになって妹と一緒に動くのを大喜びで見る。彼は言語スキルを学ぶだけでなく、アプリを使うたびに、妹と有意義なふれあいを持つようになった。

またこの会社は、あらゆる年齢グループ、能力レベルの先生から集めたレッスンプランを共有することによって、Toontasticの最適な使い方を広めようとしている。レッスンプランは重要であり、それは自閉症の子供たちがテクノロジーに長けていても、多くの場合その先生や親たちはそうでないからだ。このガイダンスを与えることで、教師が自分の生徒にテクノロジーの有効な使い方を教える手助けになる。

Motion MathのPizzaは、全く異なるタイプのスキルを学ぶアプリで、生徒たちはピザレストランを開店し、ビジネス上の判断を下し、資源を管理する。プログラムにはすばらしい報酬システムも組み込まれている。

ある生徒は、グラフで自分がいくら稼いだかを見て、店のためにもっと品物を買えるように目標を決めるのが大好きだ。そしてスキル上達は必ず楽しいゲームの文脈の中で起きる。

しかしおそらく最も重要なのは、アプリが子供に対して、非言語的な社会的手がかりの認識を要求することだ。他人の感情を認識することは自閉症の人たちにとって困難な課題だ。ピザをすぐに届けなければ、客はすぐに苛立ち、次に怒り、ついには店を出て行き、店は売上げを逃がす。

実世界の社会的手がかりと体験を導入したことは、このアプリで最も効果的な側面の一つだ。

私が使っているアプリの多くは、自閉症児やスキル開発向け専用に作られたものではないが、重要な職業スキルの育成に役立つ。われわれは科学技術教育について常に語られていること、もっと具体的には、すべての子供たちはプログラミングを教えられるべきであるという考えに注目する必要がある。

自閉症の子供たちは、無意識のうちに、そうした議論から外されてしまうことが多い。われわれは自閉症児の多くがテクノロジーに動機づけられ、また長けていることを発見した。次のステップは、子供たちへのIT教育の議論に彼らを含め、長期的に彼らを労働力とする準備を整えることだ。

これを良くやっているアプリがいくつかある。Hopscotch Technologiesは、私が自閉症児と一緒に使ったアプリを2つ作っている。Daisy the Dinosaurは、極く基本レベルのプログラミングを教えるアプリで、Hopscotchの方がやや複雑だ。私はどちらかのアプリを子供たちに使わせて、コードを1ステップ追加することと恐竜のDaisyが動くことの関係を理解していく彼らの顔を見るのが大好きだ。その簡単なつながりが、アプリを探究してDaisyに違うことをやらせようとするモチベーションを高める。

このアプリはプログラミングだけでなく、問題解決、算数、シークエンシング等を、多くの自閉症児が通常体験する機会のないやり方で紹介する。

この分野にはこれらのアプリを越えるイノベーションの余地はまだ大いにあると私は考えている。そしてタブレットやスマートフォンの使い方がさらに広がることを願っている。一つ大きな可能性を感じているのが、Spaceteamという私が家族や友達とプレイしたアプリだ。

これは協力型ゲームで、プレーヤーはそれぞれ自分の端末でプレーし、チームとして自分たちの宇宙船を飛ばすために、指示を共有し、他のプレーヤーかからの指示に従い、すばやい反応速度を維持する。私は教育ゲームがこの方式を採用することを大いに期待しており、自閉症児がコミュニケーションスキルを習得するうえで特に効果的だと思う。

IT業界では実に多くのすばらしいことが起きており、今や自閉症を持つ人々をそこに迎える時期が来ている。レッスンプランを提供し、アプリを自閉症児にテストプレイさせ、アクセシビリティーと修正機能を取り入れることによって、見過ごされることの多いこのグループの人たち全体にチャンスが生まれる。議論を転換することは、自閉症の子供たちに社会スキルや将来の就職への道をひらくだけではない。そこには新しいレベルの自立を促し、そこから家族、コミュニティ、そして社会全体へと波及効果を及ぼす可能性がある。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、文書スキャンアプリOffice LensのiOS/Android版を公開

screen-shot-2015-04-02-at-1-14-19-pm

今日(米国時間4/2)Microsoftは、iOSおよびAndroidスマートフォンのOneNoteと連携して動作するモバイル文書スキャナーアプリ、Office Lensを公開した。このアプリは、ユーザーが紙の文書、レシート、名刺、メニュー、ホワイトボード、粘着メモ等を写真に撮ることができるもので、数年前にWindows Phone端末専用のアプリとして最初に公開された。

しかし、同社の他社プラットフォームを取り込む新戦略に合わせ、iOSおよびAndroid版のアプリが追加された。既に両OSには、Office、Outlookをはじめとする数多くのMicrosoftアプリが揃っている。

Office Lensの主要機能そのものは、Scanner Pro、TinyScan Pro、Scanbot等現在モバイルアプリストアに並んでいる多くの文書スキャンアプリとさほど変わらない。また、EvernoteのScannable等と同様、単体アプリというよりはもっと大きな製品 ― OneNote ― のアドオンとして作られている。

他のスキャナーアプリと同様、Office LensはOCR機能で画像内のテキストを認識し、後でOneNoteあるいはMicrosoftのクラウドストレージサイト、OneDriveでキーワード検索することができる。また、紙の文書やホワイトボードをスキャンした画像は、Word文書、PowerPointプレゼンテーション等のMicrosoft Office形式に加え、PDFやJPGにも変換できる。OneNoteには画像として挿入できると同社は言っている。

Screen Shot 2015-04-02 at 1.15.24 PM

Office Lensには名刺スキャン機能もあり、結果をスマートフォンのアドレス帳項目として追加できる。Evernote Scannableの機能と似ていると思うかもしれない。しかしEvernoteはLinkedInの詳細情報も取り込むので、個人のネットワークを拡大するのに便利だ(かつてLinkedInは自身の名刺スキャンアプリを提供していたが、現在は終了してEvernoteの推奨している)。

しかしOffice Lensでは、名刺を連絡先に変換するプロセスがScannableより複雑だ。以前Microsoftがブログで説明していたように、OneNoteの利用が深く関わってくる。つまり、OneNoteが名刺上の連絡先情報を認識するので、ユーザーはOneNoteアプリを使って添付されたVCFファイルを開き、連絡先情報の詳細をOutlookあるいはスマートフォンの連絡先に保存する。

一方Scannableは、スキャンした名刺をワンタッチでスマートフォンの連絡先に保存するたけだ。このため、主に名刺スキャナーとして使う人にはScannableの方が向いていて、Office Lensは、OneNoteのヘビーユーザー向きと言える。

またEvernote Scannableと同しく、Office Lensも自社のOneDriveサービスにスキャン結果のオンラインアーカイブを作ることができる。

新しいOffice Lensアプリは、iOSユーザーならiTunes App Storeで入手可能。AndroidユーザーはGoogle+で同アプリの「プレビュー」メンバーになる必要がある。その後正式公開前のバージョンを試すことができる。

この発表は、Microsoftという歴史的に顧客を自らのエコシステムの中に囲い込もうとしてきた閉鎖的な会社が、他社プラットフォームへの拡張をはかっている一環の出来事だ。

現在Microsoftは、同社で最も人気の高い製品やサービスをライバルプラットフォームであるiOSとAndroidに展開しており、昨年後半のOffice for iOSOutlookのiOSおよびAndroid版一連のMSNアプ、OneDrive等を提供してきた。その結果同社は、現在100以上のiOSおよびAndroidアプリケーションを持っている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

LinkedIn、Refresh.ioを買収―ユーザーの行動を事前に推測する予測コンピューティングをサービスに組み込む

3億5000万人のユーザーを擁するプロフェッショナルのためのソーシャル・ネットワーク、LinkedIn予測コンピューティングの世界に本格的に進出しようとしている。予測コンピューティングとはユーザーが次にどのような情報を必要としているかを予測して事前に準備するテクノロジーだ。今日(米国時間4/2)、LinkedInはこのテクノロジーの有力スタートアップ、Refresh.ioを買収することで合意したことを発表した。

Refreshはユーザーがこれからミーティングを行う相手の情報を事前に収集、表示してくれるiOSアプリだ。

買収の金額などの条件は明らかにされていないが、この買収は主としてテクノロジーと人材の獲得が目的だと思われる。Refresh.ioはこれまでに1000万ドルの資金をCRV、Redpoint、Foundation Capital、Haystackから調達している。われわれの取材に対してLinkedInはこのニュースを確認した。また共同ファウンダーのBhavin Shahがブログ記事を発表した。

Refreshアプリはすでに新規ユーザーの受け入れを中止しており、4月15日で運用を停止する。15人の社員(正社員14人、契約社員1人)は全員がマウンテンビューのLinkedInに移り、予測コンピューティングを同社のプロダクトに応用する開発に携わる。

このアプリはFacebookかLinkedInを用いてサイン・インすると、最近会ったり連絡を取った相手についての情報をソーシャルネットワークやウェブから収集する。ユーザーは時折しかコンタクトがない相手についても必要なときにはいつでも詳しい動静を知ることができる。

われわれの取材に対し、LinkedInの広報担当者は「予測コンピューティングのテクノロジーを現在のRefreshアプリとは異なるさまざまな方法でLinkedInのプロダクトに生かしていきたい。それによってLinkedInの価値を大きく上げることができると期待している」と述べた。

まず最初に応用が考えれるのはLinkedIn Connectedアプリだ。これはLinkedInの知り合いの最新情報を随時ユーザーに通知するアプリで、すでに一部、予測コンピューティングが用いられている。たとえばユーザーの近所にLinkedInの知り合いが存在する場合、アプリがそのことを知らせてくれる。

買収前にRefreshが行ったサードパーティーとの連携をLinkedInが今後も維持するかどうかも興味が持たれる。たとえばSalesforceとの連携だ。SalesforceのApp Exchangeの一部として、Refresh.ioとSaleforce双方を利用しているユーザーは、他のユーザーがSalesforceのデータベースに新しいメールアドレスを入力するたびに通知を受け取る。この目的は、Refresh.ioを通じてセールスリードの情報を収集し、必要な場合にすぐにその相手にすぐに連絡が取れるようにすることにある。

LinkedInが自身のソーシャルグラフを利用して新たなサービスを増やしていくのを見ると、LinkedInのCEO、Jeff WeinerはSalesforceはパートナーだと語っているものの、将来はライバルとして激突することになる可能性も指摘されている。

いずれにせよ、Refresh.ioの買収はこれからミーティングする相手に関してLinkedInから得られる情報の質、量を改善するだろう。この種のサービスにはHuminCharlieなどがある。後者はSalesforce、Box.com、Twitter、Yelpなどで利用されている。 CharlieのCEO、Aaron FrazinはのLinkedInの買収について、「われわれはRefresh.ioの最大のライバルと考えられている」とコメントした。

一方でLinkedInがコネクトすることを勧める相手が不気味なほど的確だと感じるユーザーもいる。これにRefreshのテクノロジーが加わればユーザー・ターゲティングの精度は一層向上するだろうが、同時にLinkedInがユーザーについて知る内容も精密化することになる。

この方向への努力として、LinkedInは2012年に Rapportiveを買収している。これはGmailのプラグインで、メールを受け取ると送信者に関するLinkedInとFacebookのコネクション情報を右サイドバーに表示する。

われわれはさらに取材中。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

DeployGateが法人向け事業を本格化——ミクシィを飛び出してでもサービスを続ける理由

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

スマホゲーム「モンスターストライク」が絶好調のミクシィ。同社は1月、スマホアプリ向けのテスト配信サービス「DeployGate」の事業譲渡について発表した。事業譲渡といっても、これまでDeployGateの事業担当者らがミクシィを飛び出して新会社デプロイゲートを設立、その新会社に事業を譲渡するというものだった。

ミクシィからスピンアウトして約3カ月、AppBroadCastとの共同サービスなども発表していた同社がいよいよ本格的に法人向けビジネスを展開する。サービスの詳細、そして起業に至る経緯や想いについて、共同創業者でCEOの藤崎友樹氏と共同創業者でCOOの安田一斗氏に話を聞いた。

法人向けサービスを正式にローンチ

まずはDeployGateそのものと、3月30日に正式リリースした法人向けの「DeployGate Enterprise」について紹介したい。

DeployGateはiOSおよびAndroidアプリ向けのテスト配信サービスだ。スマートフォンアプリは通常、App StoreやGoogle Playといったアプリストアを経由しないとダウンロードできない(しかもiOSの場合、アップルの審査が入るため数週間かかる)。だがアプリをぶっつけ本番でリリースしても、問題があったり、操作感に不満があればすぐにストアで低評価をつけられてしまうし、そこからアップデートしようにも時間がかかってしまう。これでは開発者も利用者も幸せにはならない。

だがDeployGateを利用すれば、アプリのファイルをアップロードし、生成されるリンクにアクセスするだけでアプリを配布できるようになる。インストール数や利用状況のモニタリングやログの取得も可能。これによって複数人で開発中のアプリを確認したり、クローズドベータ版を配布するといった施策が非常に便利になるのだ。

今回のDeployGate Enterpriseでは、これまでにも提供していた組織・チーム向けプランの機能を大幅に強化。開発グループや開発アプリ数の制限を取り払ったほか、詳細な権限設定も用意。開発会社と外部での共同開発などでも利用できるようにしている。価格は20アカウントで月額5万円から。すでにクックパッドやはてな、リクルート、ミクシィ(もちろんモンストでもバリバリに利用されているそうだ)などがクローズドベータの段階からサービスを利用している。

dg04

事業は黒字化するも、成長は予想を達成せず

新卒でミクシィに入社した藤﨑氏だが、2009年頃からAndroidに触れるようになり、当初は電話帳アプリなどをテスト的に開発していたそうだ。それが最終的に2010年に同社が発表した「ソーシャルフォン」として世に発表され、その後藤崎氏はAndroidの開発担当となる。そしてAndroidの開発環境の不便さを痛感し、社内向けにDeployGateの前身となるツールを開発した。

当時ミクシィでは、新規事業創出プロジェクトの「イノベーションセンター」を発足するタイミング。藤崎氏のツールが第1号案件として採択され、DeployGateのプロジェクトが始まることになった。

藤﨑友樹氏

デプロイゲートCEOの藤崎友樹氏

サービスインから約2年。個人開発者からプリインストールアプリの検証をしたい端末メーカーまで、国内外2万アカウントが利用(海外も2014年時点で90カ国以上で利用されている。先方の許可を取っていないので公開できないとのことだが、本当に著名な米国のアプリなどでも利用されているとのことだった)。実はすでに黒字化し、「ごはんは食べられるくらいには」(藤崎氏)成長していたDeployGate。しかし1月のミクシィの発表のとおり、ビジネスとしての成長スピードでは当初の予定から下振れしていたのだそうだ。

周囲を見てみると、競合サービスの「TestFlight」はアップルに買収され、2014年3月にAndroidのサポートを終了。だがDeployGateはもともとAndroidのみに対応していたものの、iOSのサポートを開始したばかり。「ミクシィという会社を考えれば(サービスを終了するという)ロジックは理解できる話。だが、開発者向けツールは浸透に時間がかかるし、(周辺環境も変わり)スタートラインに立ったところだった」(藤崎氏)「開発ツールなので『使っている』という話があまり外に出ないが、名だたるスタートアップが使ってくれていた。だから僕らとしては可能性が見えていたし、プランが徐々に見えてきていた」(安田氏)という思いから、スピンアウトを決意したのだという。

事業譲渡で「サラリーマンとして覚悟を決めた」

ミクシィは買収こそすれど、手がけてきた事業を社外に譲渡するようなことは少なくともここ数年ではなかったと記憶している。イケてないサービスは閉じて、人材を再分配していたはずだ。だからDeployGateのスピンアウトには正直驚いていた。藤崎氏には「サクッと話がまとまったのか?」と尋ねたのだけれども、同氏は「全然サクッといかなかった」と即答した。

デプロイゲートCOOの安田一斗氏

デプロイゲートCOOの安田一斗氏

ミクシィからは、DeployGateのチームに対して、サービスをピボットする、サービスを終了して別の事業にチャレンジするなど、さまざまな提案があったそうだ。そんな中で2人はスピンアウトすることを選択したという。だけどもミクシィからすれば、「社外に自社のサービスを出すのであれば、すぐに潰れてしまっても困る」と思うわけだし、簡単には譲れないだろう。

だが社内でも彼らを応援する役員・スタッフも多く、「譲歩できるモノは譲歩して、自ら持ち出しもしたが、それだけやる気を認めてもらった」(藤崎氏)のだそうだ。事業譲渡の金額についても聞いたのだけれども、具体的な額は非公開。2人は「サラリーマンとして考えるならば、覚悟を決めないといけない額だった」と語った。

DeployGateで社会問題を解決したい

そんな“覚悟”を持ってスタートしたデプロイゲート。彼らのイグジット戦略はどういうモノなのだろうか。藤崎氏に「TestFlightや(Microsoftに買収された競合サービス)HockeyAppのように、買収がゴールか」と尋ねたのだけれども、同氏はそれを否定する。

「本当にいいモノが開発者に広がっていくのが重要。そして、そのモノがどこかのプラットフォームに属していないことも重要だと思っている。グーグルやアップル、いずれかのプラットフォームでないと動かないというのでは意味がない。そんな縛りがないところで、作る人と使う人を繋ぎたい。今は売り抜けるという目標はない。僕たちの顧客が抱えるのは社会問題であり、それをどんどん解決していきたい」(藤崎氏)

安田氏もこう続ける。

「スマートウォッチやスマートテレビが出てきているが、iOSとAndroidだけを考えても、デバイスはスマートフォンにとどまらない。そうするとさまざまなデバイスで(不具合など)不幸なことは起こってくる。そんなことが起こらないように、DeployGateのようなツールが当たり前に使われて好循環が生まれればいい」(安田氏)

IBMとAppleの提携がいよいよ動き出した―ヘルスケア、航空などエンタープライズ・アプリ8種類リリース

エンタープライズ向けモバイル・アプリの開発でのAppleとIBMの提携がいよいよ成果物を出し始めた。今日(米国時間4/1)新たに、iOSデバイス向けエンタープライズ・アプリが8種類発表され、MobileFirstプロジェクトのアプリは合計22種類となった。

今回のリリースで特に注目されるのはヘルスケア関連アプリだが、 以前のはプレス発表のとおり、AppleとIBMの提携はバンキング、ホテル、航空機、運輸、財務、エネルギー、法執行、小売、保険などの分野に広がっていくだろう。

IBMは今回の新アプリのリリースにあたって公式発表は行わないことを確認した。これはヘルスケア関連アプリに関しては、今月開催予定のHiMSS〔アメリカ・ヘルスケア情報管理システム協会〕のカンファレンスで詳しい説明を行う予定だからだという。

今回発表された8分野のアプリのうちではヘルスケア関連アプリがもっとも重要なものだろう。Hospital RNというiPhoneアプリでは病院の既存の情報システムとiPhoneを接続し、医師や看護師など職員は入院から退院までiPhoneアプリから必要な患者情報へのアクセスと管理ができる。これによって患者情報管理を効率化し、職員の負担を軽減するのが狙いだ。これにはさらにAppleのiBeaconテクノロジーが用いられ、患者の病室位置情報が利用される。職員が病室に近づくとその患者の情報が自動的に表示される。

iPad向けHospital Lead、iPhone向けHospital Techなど業務の優先順位を判定、管理することに特化したアプリもある。iPhoneアプリのHome RNは、看護師が患者の自宅など病院外でヘルスケア業務を行うのをサポートする。

ヘルスケア関連以外のアプリでは、iPad向けRapid Handoverは工場などの交代制職場の職長が設備のメンテナンスや製造目標などの情報を従業員と迅速かつ効率的に情報を共有し、生産性を向上させるのが目的だ。iPad向けOrder Commitアプリは小売業向け、Risk Inspectは損保業界向けのアプリで、iPadのカメラを利用して効率的に損害報告書が作成できる。

もうひとつ、航空会社向けアプリも発表された。IBMは 今年に入って、遅延やキャンセルとなったフライトの乗客を別のフライトに移す手続きを簡単にできるようにするエアライン向けアプリを開発していると発表した。このアプリが今回、iPhone向けにAncillary Saleという名前でリリースされた。またこのアプリでは客室乗務員が機内で席のアップグレードや機内販売を行うことができる。

travel_4_devices_desktop_2x

昨年発表されたAppleとIBMの提携の主な目標は、コンシューマ向けのソフトウェアの使いやすさをエンタープライズ向けサービスに導入することだ。エンタープライズ・ソフトウェアでは往々にしてユーザー体験が置き去りにされ、遅く、使いにくいものになっている。ここ数年「ITのコンシューマ化」が大きなトレンドになっているので、IBMがAppleとの提携によりこうした動きに先駆けようとするのは不思議ではない。一方、AppleとしてもIBMと提携して大企業のITシステムにiOSアプリが採用されることはiPhoneとiPadの企業向け売上を伸ばす効果が期待できるわけだ。

  1. healthcare_1_devices_desktop_2x.png

  2. healthcare_2_devices_desktop_2x.png

  3. healthcare_3_devices_desktop_2x.png

  4. healthcare_4_devices_desktop_2x.png

  5. industrial_1_devices_desktop_2x.png

  6. insurance_2_devices_desktop_2x.png

  7. retail_4_devices_desktop_2x.png

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+