Firefoxの最新バージョンはアドレスバーの刷新が目玉

Mozilla(モジラ)は米国時間4月7日、Firefoxブラウザバージョン75をローンチした。いつものように、ウェブアプリを作成する開発者のためのバグ修正や変更点はたくさんあるが、今回のアップデートの目玉は、アドレスバーの刷新となる。最近ではURLバーというよりも検索バーとして使われることの方が多いが、その使用頻度を考えると、どのブラウザでも最も重要な場所であり、ユーザーがすぐに変更に気付く機能だ。

今日のアップデートでは、Firefoxのアドレスバーに3つの大きな変更が加えられた。すぐにわかるのは、アドレスバーをクリックすると、最も多く訪問したサイトのリストが表示されることだ。そのサイトをすでにタブで開いている場合、リストの中でハイライトされ、ショートカットでそのタブにジャンプできる(これはプレビューリリースでは存在しなかった)。最も訪問回数の多いサイトのリストは、Firefoxの新しいタブページに表示されるものと同じで、そこで管理できる。

そしてアドレスバーで検索を開始すると、自動補完されるクエリが読みやすくなった。小さな変化だが、歓迎すべき変更だ。

今回のデザイン変更では、アドレスバーの外観も多少新しくなった。若干そのサイズが大きくなっていることに気づくだろうが、根本的な変化ではない。

Firefoxチームが米国時間4月7日に発表したところによると、Mozillaは新型コロナウイルス(COVID-19)の大流行にもかかわらず、当面は2020年のリリーススケジュールを変更する必要はないと考えている。Google(グーグル)はChromeブラウザのリリーススケジュールでバージョンのスキップを決定したが、MozillaのFirefoxのリリーススケジュールに変更はなさそうだ。また、Mozillaのチームはユーザーがブラウザーで何をしているかに注目し、例えばブラウザー内のビデオ会議システムの問題を優先的に解決してきた。

「今後、すべての新機能と予定されている変更について、下位互換性とユーザーが直面する潜在的な問題に対する可能性に、細心の注意を払い検討を進める」とMozillaのチームは記している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Duolingoが新型コロナの影響を受け子供向け英語リテラシーアプリを無償公開

これまでDuolingoは語学教育に重点を置いてきたが、米国時間3月26日、3歳から6歳までの子供を対象にした英語リテラシーアプリ「Duolingo ABC」の無償提供を開始した。当初、同社はこのアプリを今年後半に発表する予定だったが、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行に伴い、急遽ホームスクールに通うことになった子供を持つ親を支援するために、早期のローンチとなった。

この広告なしのアプリは現在、米国や英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド向けに提供されている。アプリには基本的な読み書きのスキルを教える300以上の短いレッスンが含まれている。今のところ、アプリは英語版かつiOS版のみが利用可能だが、Duolingoは将来ほかのプラットフォームもサポートする予定だ。

「我々は非識字という世界的な問題に取り組むために、Duolingo ABCを作成した」と、Duolingoの同業社兼CEOのLuis von Ahn(ルイス・フォン・アン)氏は語る。「読み書きを教えることで、人生を変えることができる。人々がどのように言語を学ぶのか、ゲーミフィケーションで学習者のモチベーションを保つ方法について、私たちが知っていることをすべて取り入れることによって、世界的な識字率の向上に貢献できると信じている」。

Duolingoが新しい言語を学びたい人への注力から手を広げているのは、興味深い。ABCはネイティブ・スピーカーだけでなく、他のコースよりもずっと若いユーザーにも焦点を当てている。これがDuolingoの幅広い教育分野への進出のきっかけになるのか、それとも単発のアプリになるのかが、注目される。

 

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

一時停止していたChromeとChrome OSのリリースが再開

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受けて、Google(グーグル)は「作業スケジュールの調整のため」に、ChromeとChrome OSのリリースを一時停止すると発表したのはわずか1週間前のことだった。しかし米国時間3月26日の本日、同社は両ソフトウェアのリリースを再開すると発表した。

ブラウザが矢継ぎ早にリリースされる時代において、新しいリリーススケジュールの正確な詳細は、実際にはそれほど重要ではない。

ほとんどのChromeユーザーは、自分が実際にどのバージョンを使っているのかわからないだろう。しかし、ここで最も注目すべき変更点はバージョン82がキャンセルされたことだ。バージョン80は安定版としてリリースされており、バージョン81はベータ版の段階だ。そして4月7日頃にはバージョン81が安定版となり、その後にバージョン83が数週間前倒しされ5月中旬にリリースされ、バージョン82はなかったことになる。Chromeの詳細なリリーススケジュールはここで確認できる。

結局重要なニュースは、ChromeとChrome OSのリリースが非常に短い更新の休止から復帰したことだ。先週のグーグルの発表では、セキュリティアップデートを除いてより長い休止期間をが設けられるように見えたので、少し驚きだ。

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Firefoxが新たなDoHセキュリティ機能を米国ユーザーに対し標準で有効に

Mozilla(モジラ)は米国内のすべてのFirefoxユーザーに対し、今後数週間のうちに新たなDNS-over-HTTPS(DoH)セキュリティ機能をデフォルトで提供することを認めた。

これはウェブ閲覧をより安全でプライベートなものにすることを目的とした、1年間にわたる新しいセキュリティ機能のテストに続くものだ。

もしHTTPSが有効になっていたとしても、Webサイトにアクセスする際にWebアドレスをコンピュータが読み取れるIPアドレスに変換するDNSクエリは、通常、暗号化されない。DNS-over-HTTPSはDNSクリエの要求を暗号化し、ユーザーを悪意のあるサイトに転送するために傍受、またはハイジャックされることを防ぐ。

これらの暗号化されていないDNSクエリは、ユーザーがアクセスするWebサイトをスヌープ(盗み取る)するためにも使用できる。

DoHはFirefoxに組み込まれ、アプリレベルで動作する。この機能はCloudflareやNextDNSなどのサードパーティプロバイダにDNSクエリを送ることに依存しており、どちらのプロバイダもFirefoxにDoHサービスを組み込み、それを処理する。

しかし、この動きに議論の余地がないわけではない。2019年、あるインターネット業界団体はMozillaによるセキュリティ機能の推進を「インターネットの悪」と呼称した。同団体は、テロリストの画像や児童虐待の画像を見つけるのが難しくなると主張している。一方で、インシデントレスポンスやマルウェアの検出が困難になる可能性があるという警告もあり、セキュリティコミュニティの内部でさえ意見が分かれている。

DoHをデフォルトで有効にする動きは間違いなく抵抗に直面するだろうが、ブラウザメーカーはそれは敬遠されるべき技術ではなかったと主張している。FirefoxはDoHを実装した最初のブラウザとなりGoogle Chrome、Microsoft Edge、Operaなどがその後すぐに続いた。

Firefoxによると、米国外のユーザーもDoHを有効にすることができ、また同様にアメリカ国内のユーザーはDoHを無効にできる。Mozillaはこの機能を、他のDoHプロバイダや地域にも拡大する計画だと述べた。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Chromeブラウザに統合メディアコントロール機能が加わる

Google(グーグル)のChromeブラウザに搭載された統合メディアコントロール機能は、1つのウィジェットから現在のタブにあるすべてのオーディオとビデオソースをコントロールできる。この機能を使えば、お気に入りのウェブベースの音楽ストリーミングサービスで次の曲に移動したり、バックグラウンドで再生されているYouTubeビデオを開始/停止したり、タブを探さなくても複数のタブで再生されているメディアを切り替えたりできる。革新的な機能ではないが、たしかに便利だ。

この統合メディアコントロール機能は、昨年からChromebookユーザーに対して有効になっていたが、現在はデスクトップのプラットフォームを問わず、すべてのChromeユーザーに正式機能として提供されている。

この機能は多くのメディアで動作するようだが、確認した限りではYouTubeやYouTube Musicのようなグーグルのサービスでは、サムネイルつきのより広範囲なコントロールオプションが表示され、一方でSpotify(スポティファイ)の場合は戻る、次の曲にスキップ、一時停止の3つのコントロールしか表示されなかった。

統合メディアコントロールを利用するには、どれかのタブでメディアを再生し、アドレスバーの右側にポップアップ表示される、新しいアイコンをクリックするだけでいい。

1月16日にプレビュー版が公開された、Microsoft(マイクロソフト)の新しいChromiumベースのEdgeブラウザは、プレリリース版から引き続きメディアコントロール機能を備えているが、まだ安定版はリリースされていない。Firefoxブラウザは現在、同様の機能は搭載されていない。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

英文のメールやメッセージの語調をチェックしてくれるGrammarlyのトーンデテクター

数カ月前から、文法チェッカーのGrammarly(グラマリー)は、そのコアである文法やスペルのチェックツールを超えて、そのほかの機能、例えば文章の明瞭度チェックなどを加えてきた。米国時間9月24日、その傾向をさらに拡大して、文章の語調(怒り、友好、冷淡、親切などのトーン)をチェックするトーンデテクター(Tone Detector)をローンチした。自分はこんな気持ちを込めたつもりだけど、本当に込もっているだろうか。フレンドリーで気さくな人と思われたいんだけど、非礼になったら困るなとか。

同社によると、そのトーンデテクターは、既存のルールと、テキストのトーン(語調)に貢献しているシグナルを探す機械学習のアルゴリズムを使っている。

全体としてこれはかなり便利な機能のようだ。これから書いて送るメールのトーンがとても重要というときには特に役に立つだろう。私が知ってるある立派な人物は、いつもメールのトーンだけがおかしくて、毎回私が彼の犬をいじめて叱られているようなメールを送ってくるのだ。そこで彼が40種類のトーンをサポートしているこのツールを使ってくれれば、きっと役に立つだろう。主なトーンは、「感謝している」「確信している」「儀礼的である」「くだけている」「思慮深い」「愛がある」「悲しい」などだ。書いてるメールが120文字を超えたら、この機能が自動的に働く。

Grammarly Tone Detector Example 2

トーンデテクターのベータバージョンはGrammarlyのChromeエクステンションで利用できるが、SafariとFirefoxも近くサポートされる。対応しているメーラーはGmailやYahooなどメジャーなメールサービスのみだが、もうすぐ、どんなテキスト欄(テキストフィールド)でも使えるようになる。

2019 09 24 0909

関連記事:文法チェックのGrammarlyが文法以外の提案もするアシスタントに

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

一部のWindows 7ユーザーにセキュリティアップデートを1年間無料提供へ

4カ月後にはWidnows 7はその寿命を終え、セキュリティーアップデートが提供されなくなる。

これは、10年前のオペレーティングシステムを運用している一部の企業にとって、問題となるだろう。2020年の1月14日より、Windows 7にはセキュリティアップデートが提供されなくなり、企業はマルウェアの脅威にさらされることになる。

最新のデータによると、一般消費者および企業向けデスクトップコンピューターの約37%が依然としてWindows 7を搭載しており、一方でWindows 10はわずか41%だ。

ただし、現在Windows 10のサブスクリプションを保有している企業の顧客には、いくらかの猶予が与えられる。

Microsoftのドキュメントによれば、「Windows E5」「Microsoft365E5」 「Government E5」のサブスクリプションを保有するトップティアの顧客には、1年間追加料金なしでセキュリティアップデートが提供されるという。その後は企業の各デバイスに対し、2年目のアップデートは50ドル(約5300円)、3年目のアップデートは100ドル(約1万1000円)が課金される。

文章によれば、サブスクリプションは年末まで有効にされていなければならず、またセキュリティアップデートを継続して受信するには、サブスクリプションが有効であり続ける必要がある。

他のWindowsサブスクリプションプランを利用しているその他のすべてのユーザーには、MicrosoftはWindows 7のサポートが終了する1月から課金を開始し、2023年1月までこれが続くことになる。

Microsoftは3月、重要かつ必須のセキュリティアップデートの提供をまもなく停止すると、ユーザーに警告し始めた。同社はユーザーにWindows 10にアップグレードするか、最後の手段として拡張セキュリティアップデートを入手するように推奨している。

セキュリティアップデートの拡張に関するこのニュースは、Computerworldが最初に報じた

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Twitterは国がコントロールしているメディアの広告出稿をブロック

Twitter(ツイッター)は今、同プラットホーム上における国営メディアを広告出稿を禁じている

この新しいポリシーは同社が、中国と結びついた数百ものアカウントが関与している情報操作を見つけてから数時間後という早さで発表された。それらの情報操作は、香港で数週間続いている抗議活動に続くさまざまな出来事をめぐって「政治的不和」を撒き散らそうとする努力の一環だ。週末には100万を超える香港住民が、彼らが中国政府による権利の侵害と見なすものに対して通りに出て抗議運動を展開した。

関連記事
Twitter says accounts linked to China tried to ‘sow political discord’ in Hong Kong(中国と結びついている複数のアカウントが香港の政治抗争を煽っている、未訳)
Twitter is blocked in China, but its state news agency is buying promoted tweets to portray Hong Kong protestors as violent(Twitterがブロックされている中国で国営通信が香港の抗議運動は暴力と主張するツイートによる広告を展開、未訳)

Twitterは今回の声明で、国が資金を提供していて、言論機関として政府から独立していないメディア企業による同プラットホーム上の広告出稿を禁ずる、と言っている。BBCのDave Lee(デイブ・リー)記者によると、同じように国が資金を出していても、Associated Press(AP)やBritish Broadcasting Corp.(BBC)、Public Broadcasting Service(PBS)、そしてNational Public Radio(NPR))などは今回の規制対象にならない。

Twitterの声明によると、規制対象となるアカウントはTwitterの利用はできるが、同社の広告プロダクトにはアクセスできない。

声明では「あなたがフォローすることを選んだアカウントとの会話に参加することと、フォローしていないアカウントからの広告上でコンテンツを目にすることとは異なる。どちらに対しても弊社のポリシーはあるが、とくに広告主対してはより厳しい基準を設定している」とも記載されている。

そのより厳しい基準が今回適用される対象は、その財務や編集を国がコントロールしているメディアだ。Twitterによると、そのポリシーの適用はメディアのメディアとしての自由や独立性を基準にしている。とりわけ、記事やビデオに対して編集的コントロールが及んでいたり、出版物に対して財務的所有権を有していたり、政府が編集者や放送者やジャーナリストに影響力や妨害を揮っていたり、出版や流通に政治的圧力が及んでいたりするメディアは広告出稿を禁じられる。

また、エンターテインメントやスポーツ、旅行などの広告は規制を免れるが、その中にニュースがある場合には、その広告へのアクセスをTwitterはブロックする。

規制対象となるメディアは本日から30日以内にそれらの広告を取り去ること。それをしなかった場合は、Twitterが現在行われている広告キャンペーンを停止する。

国営メディアは相当前から、偽情報の源として非難されてきたし、2016年の大統領選ではロシアが行った主に民主党を非難する広告キャンペーンが問題になった。Twitterは、前にも国が金を出しているニュース企業を追放したことがある。2017年10月には同社プラットホーム上におけるRussia TodayとSputnik紙の広告出稿を禁じた。しかしRussia Todayは、Twitterは選挙前には同紙に広告出稿を強力に売り込んだと言っている。

関連記事: Twitter bans Russia Today and Sputnik from advertising on its service(Twitterがロシアの有力メディアの広告出稿を禁止、未訳)

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Adobe After Effectsでビデオのコンテンツ対応塗りつぶしができるように

Adobeは米国時間4月3日、Creative Cloudの一員である特殊効果ソフトウェアAfter Effectsでコンテンツに応じた塗りつぶし(content-aware fill)ができるようになる、と発表した。この機能はかなり前からPhotoshopにあり、写真から何かを消したらそのあとを、まわりにあるもの〔例: 青空〕に基づいて塗りつぶすのによく使われる。ご想像つくと思うが、それを静止画でなく動画でやろうとすると、相当大変だ。その消すべきものがあったすべてのコマで、塗りつぶしをやんなきゃならない。

同社はその大変なことを、AdobeのAIプラットホームAdobe Senseiを利用して実装した。邪魔者のブームマイクなど要らないものを消すには、それをマスクすればよい。マスキングが完全に終わったら、このツールが自動的に消されたあとを追跡して、一部が何かの後ろに隠れていたときでさえも、その場所にふさわしいピクセルで填める。結果を微修正したければ、Photoshopを使って参照フレーム(reference frames)を作ればよい。

  1. Ae_Content-Aware-Fill_1-Before

  2. Ae_Content-Aware-Fill_2-Mask

  3. Ae_Content-Aware-Fill_3-After

このコンテンツ対応塗りつぶしは360度のVRプロジェクトでも便利に使える、とAdobeは言っている。360度だから何かをカメラの視界の外に隠せない。塗りつぶすしかない。

来週行われる今年のNABの年次大会でAdobeは、After EffectsとPremiere Pro用にたくさんのビデオ機能をローンチする。その一部はワークフローの改良にフォーカスし、たとえばFreeform Projectという新しいパネルでは、重要なものを視覚的に並べ替えたり、オーディオをもっと良くするツールがある。なお、AuditionとPremiere Proには、環境音を抑制するオートダッキング機能がある。

例によってAdobeは、アプリケーションのパフォーマンスアップにも力を入れている。たとえば、PremiereのGPUレンダリングはエクスポートの時間を短縮し、8Kビデオのマスクの追跡は最大38倍速く、HDのシーンなら最大4倍速い。

ビデオは今、黄金時代を迎えているから、放送や映画、ストリーミングサービス、デジタルマーケティングなどの分野でビデオのプロたちが、消費者からのより高度なコンテンツの要求に直面している。一方でプロダクションのタイムラインはますます短く、仕事の受注数は増え続ける。Adobeのデジタルビデオオーディオ担当ヴァイスプレジデントSteven Warnerは次のように述べる。「Adobe Senseiが提供するパフォーマンスの最適化とインテリジェントな新機能の数々により、ビデオのプロたちは、だらだらと長かったプロダクションの仕事を減らし、クリエイティブなビジョンに集中できる」。

そして、Twitchのストリーマーにはボーナスがある。これからはCharacter Animatorを使ってリアルタイムのアニメーションを作れる。それはこのツールを使っているColbert Show などでお馴染みの、ライブのアニメーションだ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Google、新しい旅行プランツールを公開

ゆっくりだが確実に、Googleは旅行サービスを拡大し今やホテルやフライトの予約からトラベルプランのツールまで提供している。今日(米国時間9/27)、Googleはトラベルプランとホテル予約を中心とする新サービスを発表した。

中でも休日の旅行計画をする人にとっておそらく最も興味深いのが、新しいランディングページで、感謝祭や年末年始の休みに先立ち、いつ予約するのが最適かを2017年の価格変動に基づいて教えてくれる。対応している都市は少々限定されるが、用意されている25のルートを利用する予定の人は、確実に何ドルか安くできるはずだ(今年の価格傾向が去年と類似していることが前提)。

同じページにホテルの料金も載っているが、これはGoogleマップのホテル検索機能(おそらく知らない人が多い)へとつなぐツールとしての性格が強い。

目的地を決めたら、Googleの新しいホテル位置スコアが、おすすめの地域を探すのを手伝ってくれる。スコアには近くのバー、観光スポット、公共交通機関へのアクセスなどの情報が、Googleマップのデータに基づいて要約されている。空港との往復方法も教えてくれるのはうれしい追加機能だ。

10月にGoogleは、Your Tripsという旅行プランを立てるための新しい機能をスタートする。Your Tripsはフライト料金の追跡結果やホテルの検索情報など、計画している旅行に関して保存しておいた情報を一箇所に集めてくれる。これはInbox(さようなら)のトラベル情報とも似ているが、まだ計画中の旅行が対象だ。

そして、ユーザーが通常のGoogle検索で人気の旅行先を探すと、結果ページでこれらの旅行プラン機能がハイライト表示され、観光プランや当地に関する記事などを見ることができる。旅行の予約を始めたあとは、予約状況やこのデータに基づく追加情報も表示される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

プライベートなソーシャルネットワークを提供するPath、ついにサービス停止

ふたたび、ソーシャルメディア・プラットフォームにさよならを言う日がやってきた。

今年初めにはKloutがサービスを停止したが、この度はPathが舞台を去ることが明らかとなった。かつてはFacebookのライバルとなるかという話もあったが、ついに閉鎖をアナウンスすることとなった(まだあったのかと驚いた人もいるかもしれない)。

8年間にわたってサービスを提供してきたPathだが、10月18日をもってサービス停止となるとのこと。App StoreおよびGoogle Playからは10月1日をもって削除されるようだ。利用している人は、10月18日までデータのダウンロードができるようになっている(ダウンロードはこちらから)。

Pathを開発したのは、Facebookでプロダクトマネージャーを務めたこともあるDave Morinと、Napster出身のDustin MierauおよびShawn Fanningだ。2010年にモバイル向けソーシャル・ネットワークサービスとして登場した。サービスはビジュアルと本当に親しい人とのつながりを重視して、50人までしか友達登録ができないという仕様になっていた。よりプライベートなつながりを求める人に向けたサービスを実現しようとしていたのだ。ただし、友人数の制限は後に緩められ、さらに撤廃されることにもなった。

ピーク時には1500万のユーザーを抱え、5億ドルの評価にもとずく資金調達などにも成功していた。誕生1ヵ月の頃には、Googleが1億ドルでの買収を狙ったほどだった。最終的にPathはシリコンバレーの大物であるIndex、Kleiner Perking、およびRedpointなどから5500万ドルの資金を集めていた。

FacebookはPathをノックアウトしたが、Pathから頂戴したアイデアもある。

ソーシャルメディアは、15億人のアクティブユーザーを抱えるFacebookの独壇場となっている。優れていると思えば、ライバルであったPathからアイデアを借用することも厭わず、今日の繁栄につなげてきている。

Pathのサービスは打開策を見つけられず、スタッフを失い、そして利用者および収益源(ないしはユーザーデータ)を失っていった。商業施設と利用者をつなぐサービス(Path Talk)に活路を見出そうとしたこともあったが、これもうまくいかなかった。結局はPathおよびPath Talkのサービスは、2015年に価格非公開で韓国のメッセージングおよび接続サービス大手であるKakaoに売却されることとなった。世界第4位の人口を抱え、Pathが400万人の利用者を獲得していたインドネシアでのサービス拡大を狙ってのことだった。ちなみにKakao自体は、東南アジア最大のインターネット関連ビジネスマーケットとなっているインドネシアで、大きな存在感を示すことに成功している。

そのような中でもPathの活路は見出すことができず、結局はPathおよびPath Talkはサービス停止を迎えることとなった。

「多くの方に愛していただいたPathのサービスを停止するのは残念なことです。Pathは2010年に、熱意あるそして優秀なデザイナーやエンジニアが作り上げたサービスです。ここしばらくの間は、なんとかサービスを継続する道を探っていました。テクノロジーおよびデザインの力で人々を幸せにし、有意義なコミュニケーションの場を提供するというミッションをなんとか果たし続けたいと考えていたのです」と、サービス停止のアナウンスには記されている。

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(翻訳:Maeda, H

Facebook、アジア地域初となるデータセンターを構築予定

Facebookが、初めてアジアにデータセンターを構築する。Facebookのアナウンスによれば、シンガポールに11階建てを建築する予定であるとのこと。サービスパフォーマンスおよび効率性の向上を狙ってのことだとのこと。費用はシンガポールドルで14億ドル見込みで、米ドルにすると10億ドル程度となる。

なお、この新しいデータセンターで用いる電源は、100%再生可能エネルギーとなるのだそうだ。さらに新しいStatePoint Liquid Coolingを利用し、水資源および電力の消費を最低限に抑えるようになっているとのこと。

Facebookによれば新データセンターの構築により、数百名の雇用を創出し、シンガポールおよびアジア地域におけるプレゼンスの拡大を実現することができるとしている。

建設予定データセンターの外観予想図

アジア太平洋地域における月間利用者数は8億9400万となており、全利用者中40%を占めている。これは地域ごとにみれば最高の割合となっている。ただし、収益面では他地域の後塵を拝している。Facebookの直近四半期のデータによれば、アジア太平洋地域での売上額は23億ドルで、全体の18%となっており、アメリカからの売り上げの半分にも満たない。サービスの効率性をあげることで、利用者シェアと売り上げシェのギャップを埋めたい考えもあるのだろう。

なお、アジアにデータセンターを構築する動きは他にもあり、Googleはシンガポールに3つめとなるデータセンター設立を予定しているようだ。Googleは、シンガポール以外に、台湾でもデータセンターを運営している。

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(翻訳:Maeda, H

GoogleとNetflixがオープンソースのカナリア分析ツールを共同開発、プロダクションレベルの問題発掘を目指す

【抄訳】
GoogleとNetflixが今日(米国時間4/10)、Netflixが内製したカナリア分析ツールを一般公開することになるオープンソースのプロジェクトKayentaのローンチを発表した。Kayentaは、Netflixで育った継続的デリバリのプラットホームSpinnakerに統合されており、それはパブリックかプライベートかを問わずほとんどすべてのクラウドで使える。今回のリリースはSpinnakerにフォーカスがあるが、しかしKayentaはそのほかの環境にも適応させられる。

カナリア分析は、概念としては単純明快である。その名前が示しているように、サービスやインフラストラクチャを展開またはアップデートしたときの大きな問題を防ぐための早期警戒システムだ。展開やアップデートの対象をユーザーやサーバーやネットワークの一部に絞って行うテスト的実施で、カナリア分析は新しいシステムの振る舞いが正しいこと、あるいは前と変わらないことをチェックする。各ステップでシステムはチェックを実行し、その展開やアップデートが、通常のテストでは問題ないが、もっと複雑なプロダクションシステムに投じられたときにも問題が生じないことを、それら各ステップで確証していく。

GoogleのプロダクトマネージャーAndrew Phillipsによると、すでにそれをやっているデベロッパーは多いけれども、しかしそれはしばしば、非公式に行われている。チームがアプリケーションをビルドすると、いくつかのサーバーにデプロイしてみて数分動かし、ダッシュボードに異状が出ていないかチェックする。そんなやり方は人的エラーにつながりやすいし、偏りもありうる。それに対してカナリア分析ツールは、いくつかの測度の値を求めて、そのコードの完成度を客観的に判定する。コードのテストは多くの企業が自動化しているが、その種のテストではコードをプロダクションに投じたときに起きる問題を捉えられないことが多い。とくにそのプロダクション環境がマイクロサービスの集合から成り、それらが予期せざる対話をし始めたような場合には、お手上げとなる。

【後略】
〔以下、技術的な話題よりも、G社N社共同開発の経緯が中心。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

マイクロソフト、利用規約改訂で攻撃的コンテンツや発言を禁止へ

CSOOnlineの報道によると、Microsoft は同社サービス上で攻撃的発言を禁止する方法を検討している。対象となるプラットフォームにはSkype、Xboxのほか、なぜかOfficeも含まれている。記事に取り上げられているMicrosoftの新しい利用規約には、ユーザーに「各種サービスを利用して不適切なコンテンツや資料(ヌード、残虐性、ポルノ、攻撃的言語、露骨な暴力、犯罪行為等)」を共有することを許さない」と記されている。つまり、ゲーム「オーバーウォッチ」で子供に罵詈雑言を浴びせるとXbox Liveのメンバー資格を失うことになるかもしれない。

「われわれは当社顧客が安全に安心してサービスを利用できることを約束する。最近改訂されたMicrosoft利用規約には、ユーザーから不適切な公開コンテンツについて通報を受けた際の当社の対応方法が明記されている」とMicrosoftの広報担当者は言った。同社は “Microsoft Agents” はSkype 通話を監視していないため、明らかな乱用の証拠を伴う苦情に対してのみ対処することも付け加えた。5月1日に発効される新規約では、Microsoftが不適切なコンテンツを発信したり攻撃的発言を行う行為を発見した場合、そのユーザーをサービスから排除できるようになる。

改訂された規約によって、Microsoftは悪質なユーザーに対処する大きな力を得る。同社サービス上での悪質行為の取り締まりに本腰を入れ始めたようだ。これはMicrosoft製品上のプライベートなコミュニケーションチャンネルで悪質行為の被害にあっている人たちにとって朗報だ。Xboxで相手の母親を罵るような言葉を発する「荒らし」たちに、考え直す機会を与えることを期待したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Ecobeeの音声制御照明スイッチは、家全体Alexaへの第一歩

Alexaはいまや多くの家庭に浸透している。求めやすい価格で簡単に設置や設定のできるEcho Dotのおかげだ。しかしAlexaがもっとスムーズに家に入り込む方法もよく考えればありそうだ。カナダのスマートホーム技術メーカー、ecobeeがそれを考え、ecobee Switch+を思いついた。

おそらくecobeeは、ネット対応サーモスタットでいちばん知られている会社だ。つまり最強のライバルはNestだ。ecobeeはほかの製品も作っていて、Amazonや同社のバーチャルアシスタントのAlexaと密に協力して開発している。しかしこのSwitch+はこれまで以上に結びつきが強い。Alexa Voice Serviceと遠距離音声検出マイクロホンアレイを備えたSwitch+は、照明スイッチのあるどの壁もEchoに変える。

ecobee Switch+はBelkinのWemoなどと類似の機能をもつ、つながった照明スイッチだ。Alexa、HomeKit、およびAssistantに完全互換で遠隔音声制御が可能だ。しかし、Alexaに関してはさらに一歩進めて、コネクテッドホーム用のスマートデバイスとしてだけでなく、コマンドセンターとして働く。

現在Switch+は、ecobeeおよび販売パートナーで予約受け付け中。もちろんAmazonでも取り扱う。対象地域は米国およびカナダで、価格は99米ドル。ほとんどの標準的スイッチで使えるが、複数のスイッチが同じ照明を制御する3路スイッチには使用できない。店頭販売および予約文の出荷は3月26日から始まる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、第2のニュースフィード “Explore” を終了

Facebookは、短命(かつ見当違い)だったもうひとつのニュースフィード、”Explore” を終了する。

今日(米国時間3/1)のブログで、Facebookのニュースフィード責任者、Adam Mosseriがこう書いた:

Facebookを誰にとっても使いやすくするために、様々な新機能やデザイン変更、投稿のランク付けなどを試験してきた。変更の中にはうまくいって世界中で公開した機能もある ——リアクション、ライブビデオ、GIFなど。しかし、そうではなく捨てたアイデアもあった。本日われわれはExplore Feedのテストを終了する。

Explore Feedは、ニュースフィードで友達や家族の投稿をもっと見たいという人たちから再三寄せられた要望に応じた実験だった。友達や家族からのフィードとFacebookページからのフィードの2つに分けるという発想だ。

どんな意図であれ、Facebookユーザーの反応は明らかに芳しくなかった。分割されたニュースフィードは6カ国でトライアルがおこなわれたが結果は悲惨だった。

Mosseriはこう言った、「答えはみんなからもらった。2つに分かれたフィードは誰も望んでいない。調査結果によると、分割されたフィードは友達や家族とつながる役に立たなかった」

このサービスは、昨年10月に米国ユーザー向けのオプションとして正式提供され、ニュースフィードに入っていないニュースやエンターテイメント情報を見ることができた。

当時本誌は次のように書いた。

最終的な目的は、もちろんユーザーの滞在時間を伸ばすことだ。そうなればFacebookはコンテンツとコンテンツの間やビデオの中でもっと多くの広告を掲載できる。結果的にはFacebookが収益化するための第2ニュースフィードとして機能するだろう。

ただし、現在このフィードには広告がない(少なくとも、かなり長い時間スクロールしてみたが広告は見つからなかった。)

今年Facebookはアルゴリズムに大きな変更を加え、友達や家族の投稿はすでに優遇されていることをMosseriは指摘した。

「最近実施したニュースフィードの変更は、友達や家族の情報をもっと見たいというユーザーのフィードバックに答えたものだ。変更によって企業やブランド、メディアなどの公開コンテンツはニュースフィードに流れにくくなった」

ちなみに問題はサービスそのものだけではない。ニュースフィードが分割されたために重要な情報を逃したユーザーは、自分のフィードに何が起きたのか理解できなかった。

Facebookはこの失敗に学んで、今後は重要な変更についての通知を徹底する、とMosseriは言った

今回の変更とその実施方法は、10億人以上が使っているプラットフォームに変更加えることへの無自覚を露呈する結果となった。

ユーザーは、社会実験や新製品のA/Bテストのために企業が利用すべきものではない。

おそらくこれは、Facebookがいいね!をつけてシェアすべき教訓だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Spotifyの求人情報に同社「初のハードウェア製品」のヒント

これまでSpotifyは、Spotify Connectプラットフォームを通じて長年様々なハードウェアメーカーと提携することで満足してきた。つながるスピーカーやモバイル端末、AV機器などを、誰でもSpotifyスピーカーに変えることを可能にするためのしくみだ。しかし、最新の求人情報によると、同社自身がハードウェアを作ろうとしていて、そのための人材を探しているらしい。

The Guardianが見つけた求人情報には、「ハードウェア製品」のオペレーション・マネージャーを求めていることが書かれており、職務明細の一行目には「Spotifyは同社初のハードウェア製品の開発にとりかかっている」と明示されている。どんな製品なのかの詳細はないが、つながるスマートスピーカーの一種である可能性は高い。ソフトウェア中心のSpotifyがハードウェアの世界に参入する第一ステップとして理にかなった選択だ。

Spotify専用のスマートスピーカーは大いに期待できる。何らかのアシスタント機能を備えているならはなおさらで、ストリーミング界のリーダーがソフトウェアでの成功を製品エコシステムへと拡大して事業の多様化を進める好調なスタートといえる。問題は、果たしてSpotifyは既存のパートナーのデバイスにできないものを提供できるのか、また、ハードウェアパートナーらによるオープンなエコシステムを、自社ハードウェア開発を始めたあとも維持できるのかという点だ。

あるいは、Spotify専用のストリーミングデバイス(低価格でSpotifyに特化したiPodタイプのプレーヤーは有力なアイデア)という可能性もある。ともあれ募集職種を見る限り、ストリーミング音楽プロバイダーが、どんなガジェット戦略を持っているにせよ、まだ始まったばかりのようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

LGが地図技術のHEREとパートナーして自動運転技術向けテレマティクスに活路を求める

LGは、自動運転技術の勃興を自らの機会として、同社のエレクトロニクス事業を拡張しようとしている。そのために同社は今、ドイツの自動車メーカー連合傘下の地図サービス企業HEREと共同で、自動運転アプリケーションのためのテレマティクス製品を開発している。この共同開発体制により、LGのテレマティクス技術とHEREの位置サービスおよび高解像度地図技術を組み合わせて、自動車メーカーが全自動/半自動車のコミュニケーションハブとして利用できるものを作っていく。

LGはテレマティクス分野の異邦人ではなく、自動車の安全技術やエンターテインメント技術において2013年ごろから業界のリーダーだ。しかし同社は今、さらに高度な先進運転支援システム(ADAS)と次世代型自動運転技術を目指して、HEREと提携した。HEREは今年、Audi, BMW, Daimlerなどから成る自動車メーカーのコンソーシアムに買収され、もっぱらこの分野の技術に奉仕していくことになった。

LGが提供するものはGPS, Bluetooth, Wi-Fi, 今後の5Gも含むモバイルネットワークなどの通信コミュニケーション技術が主体で、自動運転車とほかの自動運転車や、さまざまな情報システム、社内ナビゲーションシステム、そして技術センターなどとの通信を支える。多くのセンサーからの融合データや、クラウドソーシングされる情報、そして既存のテレマティクス情報などが、自動運転システムの主要な構成成分となる。

自動車の分野で自動運転技術の重要性が増すにともなって、今回のLGの例のように、既存技術のサプライヤーや、自動車産業の専門企業ともパートナーすることが、機会を前向きに活かすために必要になってくる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Instagramでは写真やビデオをリプライに無限に再利用でき、再生は何度でもOKに

Instagramがそのダイレクトメッセージング機能を、もっと自由で対話的にした。これからは、送られてきた写真を、友だちへのリプライに(いたずらをしたりして)そのまま利用でき、また写真やビデオのリプレイは何度でもリプレイできる。

オリジナルの写真メッセージは、”remix”機能でステッカーやテキストや落書きをリミックスしてリプライに含められる。写真のサイズを小さくして、自作のオリジナルのリプライに入れることもできる。これをお互いが繰り返せば、元の写真をネタとして、永遠に終わらないリミックスの連鎖ができる。しまいには、何がなんだか分からない奇怪な!写真リプライになるだろう。

しかしそれよりも、新たに加わった無限リプレイの方が重要かもしれない。友だちに送った写真メッセージは、一度見たら賞味期限切れになるのではなく、何度でも再生できるようになる。これは本当に、超クールな機能、そしてグレートなオプションだ。

一回見たら終わりは、Snapchatの物真似の名残りだが、Instagramは写真を共有するソーシャルネットワークだから、何度でもリプレイできる方が自然だし当然だ。ただし一回で終わりという指定もできるから、それをしたい人は今後もそれができる。

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iPhoneのjailbreakサイトが次々と閉鎖。ユーザーの関心薄れる

今から数年前、iPhoneのjailbreak[脱獄]が大流行した。ハッカー対Appleのいたちごっこは大いなる楽しみで、脱獄者たちのためのオープンソースサービス —— 中でも代替App StoreのCydia —— は驚くべき機能とカスタマイズ能力をiPhoneにもたらせた。なかにはjailbreakされたiPhoneだけにアプリを提供して、Appleの塀に囲まれた庭園をあざ笑うデベロッパーもいた。

今はしかし、Jailbreakコミュニティーはすっかりさびれ消えかかっている。主要な2つのリポジトリー(アプリ倉庫)が閉鎖し、アクティブなjailbrakerがアプリをインストールできるものはほとんどなくなってしまった。

最初に閉鎖したのはModMyiで、レポジトリーを維持する経済的意味がなくなった、と発表した。

ModMyに続きMobile Nations(ModMyの親会社)とSaurikITについての議論も終了し、そこにはCydiaをはじめとするリポジトリーの抱える問題にとって残念だが明確なた結論があった。ModMyは、膨大なサーバー費用をリポジトリーが生み出す収益では賄いきれず、経済的利益だけでなく非営利として維持することもできなくなっていた。

次に、MaCitiが先週閉鎖された。jailbreak人気の「デススパイラル」の結末だった。

iOSの最新バージョンはJailbreakされていない。また、jaibreakされた端末はセキュリティーに問題があり、不正なアクセスを受ける可能性があることから、多くのユーザーが利用する可能性は低い。一番人気のサービスであるJailBreakMeさえもアイドリング状態だ。それでも、真の熱狂者たちは諦めていない。

「世間では『jailbreakは死んだ』とかどうやって死んでいくのかとか言われているが、このsubredditの議論は今も毎日活発だということをみんなに伝えたい」とAaronp613がRedditに書いている。「今は誰にとっても少々厳しい時期だとわかっているが、それはこの瞬間にあるものに集中する必要がある、という意味だ」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook