Waymo、自動運転車のテスト走行1000万マイルを達成

Alphabet傘下の自動運転車会社、 Waymoは、公道での自動運転車のテストを長年続けている。わずかなマイル数から始まった走行距離はここ数年で爆発的に延びた。。

そして今、商用配車サービスの準備を進める同社は新たな節目を迎えた。

水曜日(米国時間10/10)にWaymoは同社の自動運転車が米国内の公道を1000万マイル(1600万キロ)走ったことを発表した。ちなみに同社は7月に800万マイルを達成したばかりで、2017年11月にはわずか400万マイルだった。つまり、Waymoのペースは急上昇している。

この無人自動車の走行距離は25都市で累積されたもので、中でもGoogleのホームタウンであるカリフォルニア州マウンテンビューとアリゾナ州フェニックス周辺地域では、都市周辺の利用者を運ぶ乗車プログラムを早期に実施した。400人以上の早期利用者がWaymoアプリを使って同社の Chrysler Pacifica Hybrid自動運転ミニバンに乗車した。

同社の公道テストの実績を可能にしたのは、シミュレーションへの投資だとWaymo CEO John KrafcikMediumへの投稿に書いている。同社のバーチャル世界での走行距離は今月末で70億マイルに達する。.

「シミュレーションの中で、われわれは路上で遭遇するあらゆる事象を再現し、『ファジング』によってさらに厳しい状況を作り出した」とKrafcikは書いた。「新しいスキルをテストし、既存のスキルを洗練し、極めて稀な状況への対応を練習することで、われわれのソフトウェアの確認、検証を常に行うことができる。こうした公道テストとシミュレーションの組み合わせによってわれわれは飛躍的に多くのことを学ぶことができる。

もちろん、重要なのはマイルを蓄積することだけではない。

CruiseやWaymoのように大量の自動運転車を保有する企業は、複雑な都市環境を安全に走り、かつ、路上を走る数百万人の人間に溶け込むことのできる自動運転車を開発することを要求されている。それは常にスムーズにいくとは限らず、注意深い自動運転車の後ろに車列が滞ることもあり、時には人間のテストドライバーが手動で車を操作する必要もある。

「現在われわれの車は慎重さと丁寧さを何よりも優先している。それが最も安全だからだ」とKrafcikは書いた。路上の誰にとっても困難な行動に習熟することで、この慎重さと強引さのバランスを保つように努力している。たとえば、速く走っている車線に合流するためには、他者がブレーキを踏まずに済む程度に大胆に、かつ乗客が快適に感じられるくらいスムーズに行動する必要がある。

今のところWaymoの車は、たとえ所要時間が数分増えるとしても、より慎重になり安全な道を選ぶように設計されている。

次の1000万マイルは、配車サービスを構築し、利便性、効率性を高めることに集中するつもりだとKrafcikは言った。たとえば現在同社は、経路や乗車、降車地点の改善に務めいてる。

Waymoの技術者たちは、自社製の新しいセンサーシステムを使って大雨大雪など困難な気象条件下での運転を可能にするために高度な人工知能も応用している。

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マイクロソフト、オープンソース特許ネットワーク(OIN)に加盟、特許6万件を開放

本日(米国時間10/10)Microsoftは、オープンソース特許団体のOpen Invention Network(OIN)に参加したことを発表した。同グループはLinuxを始めとするオープンソースソフトウェアを特許関連訴訟から守ることを目的としている。グループ参加の一環として、ソフトウェアの巨人は特許6万件を含むライブラリーをグループメンバーに開放する。この巨大特許データベースへのアクセスは無制限でロイヤリティフリー。

It is, as ZDNETによると、これは長年積極的に訴訟を起こしてきた同社の過去からの転換を意味している。同社は数々の訴訟に関わり、最近ではAndroidエコシステムの様々な企業を訴えてきた。Microsoftは今回の発表でもそのことを認め、このニュースは新たな出発への兆候と見るべきものだと付け加えた。

MicrosoftがOIN参加を決めたことを驚きと受け取る人たちがいることは知っている」とEVP Erich Andersenがブログに書いた。「Microsoftとオープンソースコミュニティーの間で特許問題に関するに軋轢があったのは周知のことだ。そしてわれわれの進化を見守ってきたその他の人たちには、この発表を当社が顧客や開発者の声に耳を傾け、Linuxを始めとするオープンソースソフトウェアを強く推進していくための必然的な一歩であると理解してもらえることを願っている」

このニュースは、同社がWindows開発とLinux開発の境界をなくし、.NEtやJavaを含め、開発者が両方のオペレーティングシステムのためにプログラム開発することを推進しようという方向性を示すものでもある。

先週Microsoftは、Google、Facebook、Amazonらに続き、パテントトロール対策団体のLOT Networkに参加した。

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GoogleのPixel Slate(ハイブリッド・タブレット)ハンズオン

Googleが今日(米国時間10/9)披露したハードウェア新製品の中には。Pixel Slateがある。それは、同社がChrome OSの新たなる進化と呼ぶタブレットで、AppleのiPadやMicrosoftのSurfaceの対抗製品のようでもある。〔slateは、昔の文房具としての石板。〕

プレゼンテーションの後で実際に触(さわ)ってみる機会があったけど、記者たちで混みあった部屋の中ではスピーカーの音がよく聞こえないし、それに、付属品のGoogle Penには新しさは感じられない。でも、主なセールスポイントを試すことはできた、と思う。

最初に気づいたのは、スクリーンだ。Googleは、仕事にも娯楽にも使える、と売り込んでいたし、コンテンツのクリエイターを主な顧客にしたいらしい。12.3インチ、203ppiのスクリーンは、それ用にぴったりかもしれない。YouTubeのビデオも、メールの作成画面も、シャープで鮮やかだ。

薄さと軽さも、強調されていた。公式仕様では1.6ポンド(730グラム)で、確かに軽い。持ち運びしやすいだけでなく、スクリーンの傾斜角度を自由に調節できる。ただし実際の使い心地は、Netflixを数時間見るとかしないと、分からないかもしれない。

オプションでキーボードもある。キーのタッチ感はとても良いが、ぼくが感心したのは、Googleのプレゼンターが強調した静かさだ。本誌TechCrunchの熱心な読者は、同僚の過去の記事を通じて、ぼくの打鍵音が超うるさいことをご存知だろう。だからこのキーボードを、ぜひ試したかった。

本当に、静かだ。ぼくの好みとしては、もうちょっと音があってほしいが、すぐ隣で仕事をしている人はぜひこいつをぼくに使わせたいだろう。しかも、音がなくても、打鍵感はとても良い。音は聞こえないが、かりっとした打鍵感を指はしっかりと感じる。

この記事で使った写真はたまたますべて、キーボードをつけたデスクトップ・モードだが、タブレット・モードへ/からの切り替えはスムーズだ。デスクトップ・モードは、その名のとおり、マウスやキーボード指向のインタフェイスだと思うが(二つのアプリケーションを画面分割で同時に使える)、タブレット・モードはタッチ主体だ(画面上のキーボードももちろん使える)。

二つのモードの切り替えは、オプションのキーボードの取り付け/取り外しだけで自動的に行われる。でも両者の違いがはっきりするのは、キーボードの有無よりもむしろ、マウスやトラックパッドを使う/使わないの差だろう。

そのほか、カメラはフロント(前面)とリア(背面)にあり、Google Assistantがあり、指紋読み取りもある。お値段は599ドルからで、キーボードは199ドル、Penは99ドルだ。

more Google Event 2018 coverage

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Pixel 3、これが注目の新機能だ

Googleは火曜日(米国時間10/9)の大ハードウェアイベントでGoogle Home HubやGoogle Pixel Slateなどいくつもの新製品を発表した。しかし新しいスマートフォン、Pixel 3が本物のスターだった。

Pixel 3には2つのサイズがあり、価格は799ドルから。カラーは3種類で12.2メガピクセルの背面カメラとデュアル前面カメラを搭載している。中は新しいアプリと機能でいっぱいだ。今日から予約受付を開始して発売は10月18日から。

Pixel 3の新機能、改訂機能の目玉をいくつか紹介する。

コールスクリーン

コールスクリーンは、かかってきた電話をあなたの代わってGoogle Assistantが取ってくれる機能だ。ユーザーはコールスクリーンボタンをタップするだけで、あとは端末が電話に答えて誰が何の用事でかけてきたかを聞いてくれる。

会話の内容はテキスト化されてリアルタイムで表示されるので、ユーザーは電話に出るかテキストで返信するかを選ぶことができる。

コールスクリーンはPixel 3では発売と同時に、他のPixel端末では11月から利用できる。

Google call screen

セキュリティー

Pixel 3には、GoogleがTitan Mと呼んでいる新しいセキュリティーチップが搭載されている。このカスタムチップは、端末のパスワードとオペレーティングシステムの安全性を高めるために使用される。

スピーカー

前面に向けられたスピーカーは従来のPixel機よりも40%大きく豊かな音になった。

YouTube Music

Pixel 3には、YouTube Musicのストリーミングアプリが搭載され、6ヶ月間の無料購読がついてくる。

Googleレンズ

Googleレンズは、AI機能内蔵カメラだ。画像をキャプチャーし、AIアルゴリズムが認識する。「スタイル検索」は画像に写った商品を識別して、ネットでその商品を見つけるのに役立つ。

Googleレンズは、ランドマークや植物、動物なども識別し、イベントをカレンダーに追加する。カメラをテイクアウトメニューに向ければ、電話番号をハイライトする。

Google Lens

グループセルフィーカメラ

Pixel 3にはデュアル前面カメラがあり、ワイドな自撮り撮影ができる。
電源ボタンをダブルタップしてカメラを立ち上げ、手首を2回フリックすれば自撮りモードになる。あとは、ズームアウトしてグループセルフィーを撮るだけだ。

トップショット

この撮影機能は、HDRで複数の画像を撮影し、最高の1枚をリコメンドする。
たとえば、子供がバースデーケーキのローソクの火を吹き消すところを取ろうとしたことがあるだろう。これまでなら、写し損ないは写し損ないだった。トップショットは、シャッターを切る前後の瞬間をキャプチャーして自動的に最高の1枚を推薦する。

もしほかに気に入ったものがあれば、それも選ぶことができる。

Google Pixel 3 Top Shot

プレイグラウンド

プレイグラウンドは、写真やビデオにリアクション・キャラクター(犬や踊るステレオなど)やキャプション、動くスタンプなどを追加できる機能だ。文字同志あるいはユーザーと反応し合うPlaymojiを使って写真に「命を吹き込む」こともできる。

オプションにはMarvel Cinematic UniverseのIron Manなどのキャラクターもある。Googleはドナルド・グローヴァーとのコラボレーションでプレイグラウンドにチャイルディッシュ・ガンビーノも連れてくる計画だ。

Google Playground Childish Gambino

フォトブースモード

そう、これもカメラ機能だ。この機能は被写体が面白い顔をしたり笑ったりすると自動的にシャッターを切る。。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、ビデオチャット端末「Portal」でハードウェアに進出

PortalはFacebook版のEcho Showではない。これは収束進化の一例とも言えるもので、2つの会社がそれぞれ異なる角度からハードウェアにアプローチした結果、よく似た商品にたどりついた。Facebookが解決しようとした問題はフェイスツーフェイスのコミュニケーション。ビデオチャットから他社デバイスを取り除こうとする試みだ。

Facebook、Amazon、Googleのスマートディスプレイが似たようなところに着地したのはもちろん偶然ではない。これらのスマートディスプレイと同じく、テレカンファレンス用デバイスは事実上、立てかけられたタブレットだ。ただし、Portalのシステムは2種類のフォームファクターを採用した。

まず標準のPotalは、Lenovoが最近発売したGoogle Assistant Smart Displayによく似ている。そしてより魅力的なPortal Plusがある。この高級モデルは15インチディスプレイ(1920 x 1080)を備え、最近のテレプレゼンスロボットを彷彿させる。ベースは固定されているが、ディスプレイの向きは縦横に回転できる。

もちろん何よりも注目すべきは、これが最初のFacebook製家電製品であることだ。Facebookが独自ハードウェアを作るかどうかが問題になったことはない——問題は、いつ、どんな形になるのかだった。フィードやテキストチャットなどと異なり、ビデオはFacebookがソーシャルプラットフォームとしてスタンドアロン機器を作ることを正当化できる初めての理由だ。

TechCrunchとのミーティングで、同社は この2015年の記事が同製品の原点だったと語った。記事を書いたTim Urbanは、自身の死に関する赤裸々なインフォグラフィックスを紹介した。さらに、彼が今後どれだけ両親とフェイスツーフェイスの時間を過ごせる分析し、60年代中頃と比較した。

これは正直なところ不快な体験だ。飛行機で読んではいけない。しかし、教訓はこうだ。

「結局、高校を卒業した時、私は親と直接会う時間の93%をすでに使い終わっていた。いまは残りの5%を楽しんでいるところだ。私たちは結末にいる。」

わかってる、わかってる。

Portalの誕生は、2年前のハードウェアチーム誕生に遡る。チームの最初のプロダクトマネージャーだったRafa Camargoは、当時Facebookが自社ハードウェアを本気で作ることの意味について、議論は行ったり来たりしていたと話した。

「われわれは6ヶ月かけて、Facebookのさまざまなプラットフォームを拡張する方法を見つけようと考え、もしすべてを自社で持っていたら何ができるかというアイデアを弄り回していた」と元GoogleのCamargoがTechCrunchに言った。「そうでなければ何のためのハードウェアだろうか?」

Portalのアイデアが最初に閃いたは1年半前のことで、FacebookはBuilding 8プロダクトチームに開発を委ねた。途中、同社はFacebook PhoneかAmazon Echo競合製品を作っているのではないかという憶測が流れた。もちろん、後者の方がずっと真実に近かった(少なくとも今のところ)。しかし、PortalとPortal Plusは、いろいろな意味で完全に独自の生き物だ。

この製品は、予想をはるかに上回るほどビデオチャットに集中している。そして、われわれの見たデモは実に印象的だった。事実、この製品はその単一機能にあまりにも特化するあまり、それ以外に見るべき部分はほとんどない。

たとえば、Portalは次世代のスマートホームの中心にはならない。そして、UIはかなり原始的でアプリストアは存在すらしていない。ウェブブラウザーもなく、大きな画面にも関わらずNetflixやHuluやYouTubeのビデオを見ることはできない。実際、皮肉なことに、これは消費者向けハードウェアとしては極めて稀な、Facebookフィードを見ることのできないデバイスだ。

もちろん、ユーザーのFacebookアカウントはログインのために必要だ。標準では(さまざまなアルゴリズムを使用)Portalは5~6人までの人たちをコミュニケーションの中心として扱う。ただしこのリストはいつでも変更できる。呼び出し方法はこの種のデバイスに期待するものと概ね変わらないが、多くのチャップアプリにある大げさなUXはない。

ビデオはフルスクリーンで、自分の側の映像は小さくオーバーレイされている。大きな特徴は、AIとカメラトリックによる人物フォーカスだ。Portalは人を認識、追跡しそれに沿ってカメラのフレーミングを移動する。

Facebookは専門の撮影技術者の力を借りて、スムーズな移動、パンニング、ズームイン/アウト(最大10倍)を使ってできるだけ多くの人をフレームに収めるよう工夫した。カメラ移動には若干慣れが必要だが、よく出来ていて驚くほどスムーズだ。

ビデオのもうひとつの大きな特徴は体験の共有だ。最も単純なのはSpotifyやPandoraなどの音楽アプリを使って遠方の誰かと一緒に音楽を聞くこと。再生中、曲のビジュアル情報がオーバーレイ表示され、ボリュームは会話のどちら側からも調整できる。簡単なAR体験、Instagramのフィルターや、Storytimeという愛くるしい機能もあり、物語のビジュアル要素を画面に表示しながら、読み手のためにお話のテキストをテロップに流す。

以上はもちろんすべて初期段階にある。Facebookは約1000人のユーザーを対象に、9ヶ月ほどのプライベートトライアルでデバイスのデモを行っている。新機能のフィードバックを得ることが目的のひとつだ。スタート当初は基本的機能のみで、その後徐々に追加していくのだろう。

ハードウェア面の情報はあまり公表されていな。Plusは1080p画面で標準型Portalは720pだ。そこそこのスピーカーと4マイクアレーを内蔵しているので、アシスタント機能の重労働はAlexaに任せることができるだろう。

ボイスコントロールもいくつか内蔵していて「Hey Portal」がウェイクワードだが、操作は音声とタッチスクリーンとで分離している。カメラを使わないときのためのボタンスイッチとレンズキャップもある。

この製品で最も驚くべきは(その存在自体を別として)価格かもしれない。大画面モデルが349ドル、小さい方は199ドルでEcho Showよりも20ドル安い。さらに、Portal 2台で299ドルというバンドル商品もある。このデバイスは、ユーザーをさらにつなぎとめる方法としてのハードウェアを模索するFacebookの利益を度外視した製品であることは明らかだ。

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Apple、議会宛レターで「スパイチップ」記事を強硬に否定

Appleは、同社のシステムが中国のスパイに侵入されていたとする先週のBloomberg報道に対して、これを否定する意思を改めて強調した。

その特ダネ記事は中国がSupermicro製マザーボードに小さなチップを埋め込んだとする10以上の情報源を挙げている。SupermicroのボードはAmazon、Appleを始めとする数多くの米国IT企業がデータセンターのサーバーに利用している。Bloombergの記事は、このチップがサーバーのデータを盗み出し、中国が世界有数のIT企業をスパイすることを可能にしているとも主張している。

Appleの情報セキュリティー担当副社長のGeorge Stathakopoulosは、議会宛のレターで、同社にとってこれまでで最も力強い否定の意を表明した。

「Appleは、悪意のあるチップも「ハードウェア改竄」や意図的に仕込まれた脆弱性も、これまでにどのサーバーでも見つけたことはない」と彼は言った。「記事に書かれているようなセキュリティーの懸念についてFBIに報告したこともなければ、FBIがそのような捜査に関してわれわれに接触してきたこともない」

このニュースに先立ち、英国サイバーセキュリティーセンターと米国国家安全保障局の両組織は、Apple、Amazon、およびSupermicroが記事を否定する主張を「疑う理由はない」という趣旨の声明を発信している。

さらにStathakopoulosは、Appleは「Bloombergが間違いなく存在するとしている悪意のチップなるものの詳細を具体的に説明するよう、同誌に繰り返し要求しているが、曖昧な二次的情報以上のものを提供しようとしなかった、あるいは提供することができなかった」

Appleの声明は、以前のコメントよりもはるかに激しい。Bloombergの記事の重要な欠陥は、数多くの情報源が、たとえ匿名であれ、スパイチップなるものを直接目撃した体験談を提供していないことだ。

チップが存在するという直接証拠がないかぎり、Bloombergの記事は根拠が曖昧だと言わざるを得ない。

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マーシャルのキルバーンIIは、堅牢美的なBluetoothスピーカー

Marshallは、自らの遺産を利用することをためらわない。伝説的英国アンプメーカーは、その名前を ビール缶冷蔵庫に貼り付けてきた。まったく駄目なブランディングではないが、ばかばかしいことは間違いない。

一見したところ、同社のBluetoothスピーカー・ヘッドホン製品ラインにも同じことが言えそうだが、ひとつ重要な違いがある。これが実によくできていることだ。 この会社が消費者向け電子製品に進出してから数年が過ぎたが、その象徴的な筆記体ロゴを冠したこれまでの製品群と驚くほど調和している。

今年夏のIFAで発表されたKilburn IIは、お馴染みのMarshallアンプのスタイルから外れていない。事実、これを練習用アンプと見間違えても責められない。しかし、これは頑丈に作られたBluetoothスピーカーで、ゴム加工された合成皮革デザインは相当の衝撃にも耐えられる。前面に施された鎖状のグリルがさらに堅牢さを増している。

スピーカーは防水なので屋外でもさほど心配なく使える。とはいえ、本当の全天候型スピーカーが欲しい人にはJBL製品をお薦めする。このKilburnは一緒に泳いではくれないが、ウィスキーをちょっとこぼすくらいなら耐えてくれる。

音質はこのサイズのスピーカーとしては十分だ。これまでに聞いたBluetoothスピーカーの中で最高とは言わないが、小さな部屋を音で満たせるポータブルを探している人には確実な選択だ。上面の高音・低音ツマミをつかえば完璧な音を見つけることができるだろう。

多くのBluetootスピーカーとは異なり、Kilburnは充電に専用のプラグが必要だ。つまり、microUSBでもUSB-Cでもない。しかし、巨大な内蔵バッテリーのことを考えれば納得できる。一回の充電で20時間以上使用可能で、残量に合わせて赤いバーが減っていくのが見える。

299ドルという価格はBluetoothスピーカーとして安くないが、価格帯に十分見合った出来栄えだ。オーディオマニアの音響システムをすぐに置き換えることはないだろうが、少なくともあなたのレコードコレクションの隣に置くにはぴったりだろう。

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米政府、AppleとAmazonに同調、Bloombergの「スパイチップ」報道を事実上否定

米国国土安全保障省は、Apple、Amazon、およびSupermicroの声明を「否定する理由はない」と発言し、先週Bloombergが報道した主張を否定した。

これは米国政府が記事に言及し内容に疑いをかけた最初の声明だ。 国土安全保障省の声明は、英国サイバーセキュリティーセンターが発信したほぼ同内容の声明に同調するものだ。

Bloombergは、10以上の情報源を挙げて、中国はSupermicroが製造したマザーボードに 超小型チップを埋め込んだと報じた。Supermicroの基板は米国IT業界——Amazon、Appleを含む——がデータセンターのサーバーに広く利用している。このチップはサーバー上のデータを盗み出し、中国が世界有数の富と力をもつ企業に対するスパイ行為を行うことを可能にすると言われている。

その後Apple、Amazon、Supermicroの各社はウェブサイトで声明を発表した。Bloombergは自社の主張を貫いている。しかし、記事が最初に公表されてから数日が過ぎた今、この最新の展開も人々の困惑を緩和するとは思えない。

国土安全保障省は国のサイバーセキュリティーを国内、国外両面の脅威から守っている。Bloombergによるとこの件は連邦政府が3年間調査を続けている機密情報であり、政府が脅威の可能性について声明を発表することは異例であるとしている。

現実はといえば、このニュースが報じられてから数日たったあとも、最も優秀でIT技術に長けたサイバーセキュリティー専門家の多くが、未だに誰を信じていいのかわかっていない——Bloombergなのかそれ以外なのか。

そして、誰かが問題のチップを手にするまでは、この状況がすぐに変わることは期待できない。

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これがGoogle Pixel Slateだ

来週のGoogleイベントでは何かのサプライズがあるはずだ。しかし、この様子だとあまりサプライズの可能性には期待できない。香港でPixel 3が事前ハンズオン公開されてから間もなく、新たなライバルが登場しつつある。そして最近のいくつかのリークと共に、Pixel Slateの最新画像MySmartPriceが掲載した。

以前のリークが示唆していたとおり、これはGoogleのすぐれたデザインのPixel Bookのタブレット版のように見える。つまりGoogleはChrome OSハードウェア市場に高級商品を投入しようとしていることになる。

Pixel Bookが回転型キーボードを使ったコンバーチブル端末だったのに対して、Slateは取外し可能なキーボードケースによるハイブリッドだ。ケースはタイプライター風の丸型キーを備え、他の取り外し式キーボードよりも頑丈そうに見える。

さらに、内蔵トラックパッドもあり、Samsungの最新タブレット、Galaxy Tabの先を行っている。フタ部分には折り目が見えるのでノートパソコンモードの時に画面を立てられのだろう。Pixel Book Penの利用も可能と思われる。仕様に関しては殆ど情報はないが、前面および後面のカメラ、前面スピーカー、そしてUSB-Cがついているようだ。

もちろん10月9日の午前にはもっと情報が出てくる。それまでの辛抱だ。

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Microsoft、Windows 10アップデートの配信を一時中止。データ消失の報告あり

Windows 10の最新版を 一般公開してから数日後、Microsoftはアップデートを中止し、データを失った複数ユーザーからの報告があったと述べた。

「Windows 10 2018年10月アップデート(バージョン1809)の配信を一旦中止した。現在アップデート後にファイルを失ったというユーザーからの報告を分析している」と同社がサポートサイトに書いた

先週行われたSurfaceイベントで、同社はこのノートパソコン/デスクトップ用OSの最新バージョンを披露した。Microsoftはこのアップデートの正式配信を開始していなかったが、最新OSをダウンロードした一部ユーザーの中から文書、写真などの情報が消失したという報告がさまざまなフォーラムに書き込まれた。

Microsoftはまだ、実際に何が起きているのか、どこまで問題が広がっているのかを調査していると思われる。来週早々ユーザーにプッシュ配信を開始するという計画は、問題の核心を確認するまで延期される可能性が高い。もし、このアップデートをインストールしようとしていた人は、ひとまず待っておいたほうがよさそうだ。

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モバイル動画のCandee、VTuber特化型のライブ配信サービス「Colon:」リリース

モバイル動画を軸に、メディア事業や動画マーケティング支援事業などを展開するCandeeは10月5日、VTuberに特化したライブ配信サービス「Colon:(コロン)」をリリースした。

YouTuberや配信者の代わりに2D/3Dキャラクターを動画に登場させるVTuber。現状、彼らの主戦場はYouTubeでのライブ配信だ。一方、Colon:はそのVTuberだけに特化したライブ配信サービスとなる。スタート時点では総勢120人以上のVTuberが参加予定だ。

視聴者はライブ配信を楽しみながらコメントやハートで配信者を応援したり、有料のアイテムを購入して配信者に贈ることができる(ギフティング)。これが配信者とCandeeにとっての収入源だ。

Colon:の他にも、VTuberに特化したライブ配信サービスとしてグリーの「REALITY」などがある。Colon:事業のマーケティング担当者によれば、「VTuberには“ハイエンド”と“ローエンド”のキャラクターが存在します。ハイエンドは高価な機材をつかい、口の動きも完全に配信者とリンクするなど作り込まれているのに対し、ローエンドは基本的にスマホやPCのカメラがあれば配信できます。REALITYはそのハイエンドのキャラクターに注力している印象ですが、Colon:はVTuberの大多数を占めるローエンドに注力していきます」と、Colon:ならでは違いを話した。

また、アンケートやクイズ機能など、配信者が簡単にユーザーとコミュニケーションを行うための各種機能を用意し、誰もが手軽にライブ配信のコンテンツを作れるようなプラットフォームを目指すという。Colon:はiOSAndroidのアプリを本日よりリリース。また、Webブラウザでも配信を視聴可能だ。

Iron Oxが初の完全自動化農場の運用をまもなく開始

これまで2年半をかけて、Iron Oxは、屋内農場のための完全な農業ロボットの開発に取り組んできた。小さな規模で最初のシステム試験を行ったあと、同社は完全自動化された初の生産農場を開設し、すぐにでも農産物の販売を開始する予定だ。

現在、農場では、ロメインレタス、サラダ菜、ケールといった葉物野菜に加え、バジル、コリアンダー、チャイブも育てている。これらの作物の世話をしているのはAngusという重量約450キログラムのロボットで、野菜が植わっている水耕栽培用の大きなボックスを持ち上げて運搬できる。収穫は、Iron Ox製のロボットアームが行う。

Iron Oxの共同創設者でCEOのBrandon Alexanderが私に話したことによると、現在の施設で年間2万6000本の植物を生産できるという。これは、約40アールの屋外の畑での収穫に相当する。Iron Oxの施設は屋内であり、かなりの密度だ。

Alexanderと共同創設者のJon Binneyは、いくつものロボティクス企業を経て、屋内農場を作ろうと決意した。Alexanderの場合、Google Xに勤めていた期間もあったが、そこでは高度なテクノロジーを開発することがおもな目的であり、そのロボットの利用方法はあまり重視されていなかったという。「目新しいロボット製品をいくつも見てきましたが、それは避けたいと思いました」と彼は言う。スタッフを集めながら、倉庫の物流やドローンへの参入も考えたが、結局は農業に落ち着いた。Alexanderによると、事業を成功させるというだけでなく、社会的な利益を生み出すことをしたいと、みんなが思ったからです。

現在、アメリカでは、(Iron Oxが主要な作物として注目している)葉物野菜の大多数は、カリフォルニアとアリゾナで生産されている。とくに、その他の地域が寒冷になる冬には、その傾向が高まる。ということは、1月に東海岸で売られているロメインレタスは、3000キロメートル以上の旅をしてきたことになる。「それが、屋内に切り替えた理由です」とAlexanderは話す。「農場を非中央集権化するのです」

また、屋内の水耕栽培農場では、屋外の農場と比較して、年間30倍もの収穫が可能になる。しかもずっと狭いスペースを使ってだ。

Iron Oxが自動農場を運用できるようになるまでには、山ほどの努力と工学的な技術センスが必要だった。Alexanderによれば、最大の難関は、ロボットアームがステレオカメラで植物を観察して、いつ収穫するかを考えさせるところにあったという。その時期は一様ではない。しかも、自動運用させるためには、信頼性も高くなければならない。

大型ロボットのAngusは、約360キロもある農作物の栽培用パレットを持ち上げて、ロボットアームのところまで運ぶ。それを正しく行えるようになるまでにも、かなりの時間がかかった。あまり速く動かすと、床が水浸しになって掃除が大変になる。

植物のモニターシステム、成長、植物を見守るセンサー、水耕栽培システムのすべては、クラウドベースのサービスで管理されている。それがロボットに収穫の時期や必要な作業を伝えることになっている。ロボットたちは、それを受けて自律的に仕事をこなすのだ。

しかし、意外だったのは、完全な屋内農場ではLED照明のための電気代が大変な額になり、利益が出ないとわかったことだ。そこで、彼らは考え方を一歩進めて、昔ながらの温室に高効率のLED照明で光を補強する方法に賭けることにした。

そうなれば、街の真ん中に農場を作ること不可能になる。温室を上下に重ねることはできないからだ。だがAlexanderは、たとえ街から30キロ離れた場所に設置しなければならないとしても、何千キロも離れた場所からスーパーまで野菜を運ぶよりはましだと話している。

彼らは、必要なものは何かを知るために、農家とシェフの両方から時間をかけてよく話を聞いたとAlexanderは強調している。農家は、働き手が少ないことを不満に感じている。それは理解できる。農業における労働人口の減少は、農家にとって大きな問題になっている。とくにカリフォルニアのような地域では顕著だ。シェフにとって、もっとも重要なのは、当然ながら品質だ。しかも、予測が立ち、品質が一貫していることも大切になる。

現在のところ、最初の農場からの出荷を開始したあと、彼らはさらに農場を増やし、規模も大きくしてゆく計画だ。Iron Oxにはその資金がある。今年の初めに獲得した300万ドル(約3億4200万円)の投資ラウンドを含め、総額で500万ドル(約5億7000万円)以上を調達している。

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(翻訳:金井哲夫)

Uber、選挙日に投票所への無料乗車を提供

Uberは、移動手段を投票に行くか否かの決定要因にしたくないと考えた。来る投票日にUberは有権者が地元の投票所を簡単に見つける方法を提供し、非営利団体と協力して一部の人たちを投票所に無料で送リ届ける。

2018年11月6日、Uberは米国の利用者に投票所を簡単に見つける方法を提供、さらに無料乗車を予約できるようにする。Lyftも同様の試みとして、投票日に投票場所まで半額または無料で乗車できるサービスを提供する。

「決定を下すのはやって来た人たち」、とUber CEOのDara Khosrowshahiがブログに書いた。「今年の投票日、Uberは人々が簡単にそれを実行できるように、われわれにできることをする」

2016年の大統領選挙では、調査に回答した若者の35%が、移動手段がないことを投票しなかった理由に挙げた。

またUberは非営利団体の協力を得て、同サービスの乗客、運転手の両方が、州の締切日までに選挙登録をすませられるように進めている。今日(米国時間10/4)から投票日までの期間、Uberは全国125箇所以上のドライバーハブで選挙登録キャンペーンを主催する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

イーロン・マスク、TwitterでSECを挑発

木曜日(米国時間10/4)の午後、Tesla CEO Elon Muskは米国証券取引委員会(SEC)を挑発するツイートを発信し、わずか数日前この億万長者起業家に対する証券取引詐欺告発の和解に合意したばかりの相手を怒らせた。

木曜日の午後1時16分(西海岸時刻)に発信されたツイートにはこう書かれていた:

「あのShortseller Enrichment Commission[空売り推進委員会/SEC]は素晴らしい仕事した。名称変更もキマっている」

elon musk trolls sec twitter

SECはコメントを拒んだ。Teslaはコメント要求にまだ応じていない。

Tesla株は4.4%安で引けた後、時間外取引で2.5%下落し、その後わずかに戻した。

その後Muskは謝罪した。ただしそれは嘲りのツイートについてではなかった。それどころか彼は挑発に輪をかけるようにタイプミスについて謝った。、

elon musk twitter sec typo tweet

Muskの支持者たちでさえ一連のツイートを喜ぶ人ばかりではなく、CEOは株価を台無しにしたと責めた。Muskのアドバイスはこうだった:「いまは我慢の時。本物の長期投資家なら心配はいらない」

ほんの数日前、MuskはSECに訴えられた証券詐欺の和解に合意した。それはTeslaとその株主を壊滅させかねない告発だった。9月29日に成立した和解の結果、MuskはTeslaの会長職を辞すとともに罰金2000万ドルを支払うことに合意した。

罰は課されたものの、MuskはCEOの地位を守り、取締役会の席も維持できたことで、これはこれはおいしい取引だったと見られている。MuskはSECの主張を承認も否定もしていない。

Muskは合意形成から45日以内にTeslaの取締役会会長の役職を退かなくてはならない。今後3年間彼は再度選任されることも指名を受けることもできない。社外の会長が指名されることが和解契約で決まっている。

SECによると、Teslaは別途2000万ドルの罰金を支払うことに同意している。Teslaに対する告発と罰金は、情報開示義務の不履行およびMuskのツイートに関連する手続きによるものであるとSECは言った。

訴状の中でSECは、Muskが8月7日に同社を1株あたり420ドルで非上場化するための「資金を確保」したとツイートした際、嘘を言ったと告発している。同委員会はツイートの一週間後に、Teslaに召喚状を送った。その6週間後に訴状が提出された。

告発されたのはMuskおよびTesla取締役会が、SECとの合意を突然撤回した後だった。取締役会は合意を破棄しただけでなく、訴追後もMuskを擁護する大胆な声明を発行した。New York Timesの報道によると、Muskは取締役会に対して最後通告を出し、もし取締役会が合意を強要するなら辞任すると脅したという。

結局和解は成立したが、罰は当初の合意案よりも重くなった。

それでもウォール街はこの合意を好意的ニュースとして扱い、その結果Tesla株は上昇しSECの主張によって生じたそれまでの損失を帳消しにした。

木曜日の一連のコメント後、連邦判事はSECおよびTeslaに対して、裁判所がこの同意判決を承認すべき理由を説明する共同文書を提出するよう求めた。

連邦地方裁判所のAlison Nathan判事は、同意判決が「公正かつ妥当」であるかどうかは地方裁判所が決定すべきであると言い、10月11までに説明文書を提出するよう両者に指示した。

Muskのツイートが、裁判官の命令に対する反応であったかどうかは不明だ。

画像クレジット:Mark Brake / Getty Images

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LGの奇妙なハイブリッドスマートウォッチはWear OSに命を吹き込めるか?

新しいV40 ThinQの発表に加えて、LGはこの一風変わった新製品を披露した。ハイブリッドスマートウォッチはもはや目新しくないのは確かだが、Watch W7は奇妙なアプローチでこの分野に参入した。

実際、同社が今週この製品について最初に語ったとき、多くの疑問が寄せられた——そしてスマートフォンとは異なり、現物に触ることができなかったため謎はいっそう深まった。

要するにこういうことだ。これは機械式針のついたWear OSスマートウォッチである。つまり、標準的スマートウォッチ画面の上に物理的な時計の針が2本置かれて自分の仕事をしている。タッチで操作できるが、実際には表面のガラスを通じて行われる。一方時針と分針は画面のテキストが見やすいように振るまう。

側面のボタンを押すと針が180度に広がる。その下のテキストは上にずれるので物理的部品に邪魔されることはない。さらに、針が戻る際ガラスがわずかに持ち上がるように見える。LGによると、この機能はLGのFrankensteinウォッチに対応するために最新版Wear OSに組み込まれているという。

これは素晴らしいアイデアか、落第アイデアのどちらかだ。私はレビュー用ユニットが届くまで、定を保留しておくが、最近の主流ウェアラブルの中では、ほかの何もよりこれを試してみたいというのが本心だ。つまりは、革新的であることだけが取りえだ。

LGは概要説明の中で、「腕につけてもらうために努力している」と言った。これはWear OSにとって最近の大きな課題だ。とにかくAppleがこのカテゴリーを支配しており、Android陣営ではFitbitとSamsungがリードしているが、どちらもGoogleのウェアラブルOSでは動いていない。

機械式針についても何か言うべきことはある——時間を見るために画面をオンにしなくてすむのでバッテリーの節約には大いに役立っている。さらには、ふつうの時計として見栄えもよい。純粋な目新しさのためにスマートウォッチを着ける時代は終わりつつあるのだろう。

W7の価格は450ドルと高額だ。奇妙な一品の予約受け付けは今週の日曜日から。店頭には10月14日に並ぶ予定。

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Twitter、モバイルアプリに「データセーバー」モードを追加。Twitter Liteに似てきた

Twitterモバイルアプリの最新版には、ユーザーが通信量を制御できる機能が追加された——新興国市場向けに作られた Twitter Liteアプリと同様だ。これで、データ消費量を制限したり、さまざまな設定を手動で設定するために別アプリをダウンロードしなくても、標準アプリの設定で「データセーバー」(データ節約モード)を選べるようになった。

これまでTwitterは、データセーバーをWindows版Twitter、Twitter Liteおよびモバイルウェブサイトで提供していた。一部のユーザーはiOSやAndroidアプリやTwitterのデスクトップサイトでもデータセーバーオプションを見たことがあるかもしれないが、それはTwitterが同機能をテストしていたからだ。

デスクトップWebのテストでは、トレンドを「おすすめユーザー」の下に持ってきたり、「夜間モード」を見やすい位置に動かすなど、部品を移動する機能も追加されていた。

しかし今日からは、iOSとAndroidの全ユーザーがデータセーバー機能を利用できるようになったことを広報担当者が正式に発表した。

データセーバー機能を利用するには、iOS・Androidアプリの「データ利用の設定」に行き、オプションのオン・オフを切り替える。有効になると画像は低画質で読み込まれビデオは自動再生されなくなる。Twitterを見ていて画像を高解像度で見たい時は、メニューから「高画質でロード」を選んでそのコンテンツに限って設定を変えることができる。

アップデートされたバージョンではほかにもグループチャットのメンバー管理、ボイスオーバを使った投票、一部の広告タイプのラベルなどが変更された、とApp Storeの説明文に書いてある。

ただし、本気で節約したい人には今でもTwitter Liteのほうが良い選択だ。データセーバーを有効にすればデータ利用量は減るが、Twitter Liteは端末上に占めるストレージ量も少ない。

新しいTwitterアプリはすでに公開されているが、新機能自体は段階的に展開されている。

@TwitterSupportアカウントが今日中にデータセーバーの公開についてツイートする予定だとTwitterは言っている。

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ディズニー出資の次世代VRエンタメ施設TYFFONが新たに217万ドルを調達、アメリカ出店も見据える

VRエンターテインメント施設「TYFFONIUM(ティフォニウム)」を運営するティフォン。同社は10月4日、100%親会社であるTYFFONが、ザッパラス、セガサミーホールディングス、みずほキャピタル、東急レクリエーション、キャナルベンチャーズから217万ドル(本日のレートで換算すると日本円では約2.4億円になる)の資金調達を実施したことを明らかにした。

ティフォンについては“MRお化け屋敷”を展開するスタートアップとして、TechCrunchでも何度か紹介してきた。現在はお台場に施設を構え、ホラーアトラクションの「Magic-Reality: Corridor(コリドール)」のほか、ファンタジーアトラクションの「Magic-Reality: FLUCTUS(フラクタス)」を提供している。

創業は2011年の11月。2014年にディズニーのアクセラレーターの第1回プログラムに選ばれ、同社から出資を受けているほか、2017年にはインキュベイトファンドとアカツキが運営するファンドからも100万ドルを調達した。今回のラウンドも含めると、調達総額は400万ドルになるという。

今年7月には調達先の1社でもある東急レクリエーションと資本業務提携を締結し、国内での出店を加速させることを発表。現在は2号店となる「TYFFONIUM SHIBUYA」を11月23日にオープンする予定で進めている(東急レクリエーションが運営)。

またティフォンの担当者によると、今回の資金調達はさらにそれ以降の出店を見据えたものとのこと。国内では首都圏、首都圏外でそれぞれ新規出店を計画しているほか、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスでも準備を進めているそう。具体的な場所は現時点で非公開だけれど、2019年夏前のオープンを目指しているという。

Amazon、Fire TV Stick 4KとAlexa Voice Remoteの新型を発売

Amazonの新ハードウェアの発表は先月の壮大なEchoイベントで終わったと思ったとしても無理はない。小売業の巨人は少なくともまだいくつか隠し玉を持っていた。手始めがFire TVシリーズの追加だ。新しいTV Stick 4KとAlexa Voice Remoteの予約受付が本日始まった。

50ドルの改訂版Fire TV Stick 4Kは新クアッドコアプロセッサーを搭載し、ストリーミングと読み込みの高速化を約束する。この新しいTVドングルはDolby VisionとDolby Atmosを加え、50万タイトルの映画/TV番組、多数のアプリ、そしてAlexaボイスインターフェースをリモコンあるいは近くにあるEchoで利用できる。

このニュースは最近Rokuが4K対応ストリーマーを値下げし、40ドルからのプレミアプレーヤー機器を発表したことに続くものだ。

さらに、新しいAlexa Voice Romoteもやってくる。この新リモコンは、先代よりも万能リモコンとしての色彩が強い。Bluetoothと多方向赤外線を搭載し、テレビ、AV機器、ケーブルボックスなどを制御できる。

電源、音量、ミュートのボタンはついているが、主役はもちろん音声だ。ほとんどのAmazon Fire製品と互換性がある。40ドルのFire TV Stick 4Kパッケージおよび120ドルのFire TV Cubeに同梱されるほか、30ドルで単体を買うこともできる。

新しいボイスリモコンと共に、Amazon は、音声を使って検索する方法を追加した。新たに、 A&E, AMC, Sony Crackle, Hallmark Movies Now, HBO Now, HISTORY, IFC, Lifetime、およびVH1のボイスコントロールが可能になった。Netflix、Prime Video、Hulu、SHOWTIME、およびESPNはすでにボイス対応している。

「われわれは顧客の声を聞き、完全な4Kソリューションをコンパクトなスティックで提供することに注力した」とAmazon Fire TV担当VPのMarc Whittenが声明で言った。「開発チームはまったく新しいアンテナ技術を発明し、強力な802.11ac Wi-Fiチップと組み合わせることで、混雑したネットワーク環境でも可能な限り最高の4K UHDストリーミング体験ができるように最適化した。新しいクアッドコアプロセッサーは高速かつスムーズな体験を提供し、Dolby VisionおよびHDR10+ に対応したことで驚くべき画像を届けることに成功した」。

Fire TV Stick 4Kは米国・カナダでハローウィンに出荷を開始する。英国、ドイツ、インドでは11月、 日本では年末までに提供される予定だ。

このほかAmazonはFire TV Recastバンドルも発表した。録画とネットTV視聴用のデジタルビデオレコーダー、35マイル範囲のHDTVアンテナ、およびFire TV Stick 4Kをセットにして249.99ドルで販売するもので、50ドル割引かれる。

Sarah Perezが追記した。

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フォルクスワーゲン、アウディのCEOを解雇

Volkswagen AGはRupert Stadlerを解雇し、Audi CEOおよびVolkswagen取締役の職を解いた。同社のディーゼルエンジン排ガス偽装隠蔽に関与したとして逮捕されて以来数ヶ月後のことだった。

Stadlerは、1990年にAudiで働き始め、親会社であるVolkswagen AGの最も新しい幹部となったが、3年前に発覚したディーゼル車排ガス偽装スキャンダルを受けて追放された。このスキャンダルには、VWグループ傘下のVolkswagen、Audi、さらにはPorscheを含む複数ブランドの数多くの経営幹部が関与していた。

ディーゼル排ガススキャンダルは、2015年にVolkswagenグループのいわゆる「クリーンディーゼル車」に、排ガステストを騙すソフトウェアが仕込まれていたことが発覚して勃発した。

Volkswagenは2015年にCEO Martin Winterkornをスキャンダルに関与したとして解雇した。後にWinterkornは、謀略および有線通信不正行為の罪で米国裁判所に告発された。3年後、Winterkornの後任であるMatthias MüllerもVolkswagen CEOを解任され、Herbert Diessが後任となった。

Stadlerは、6月にディーゼル排ガス偽装の犯罪捜査でドイツ当局に逮捕された後、CEO職を離れていた。Stadlerは現在も収監されている。

Stadlerの逮捕以来、Bram Schotが暫定CEOを兼任している。

VWの声明は以下の通り:

本日Volkswagen AGおよびAUDI AGの監視委員会は、Rupert Stadlerとの契約を解除し、Volkswagen AG取締役およびAUDI AGの取締役会会長、ならびに業務委託契約を終了することに同意した。Stadler氏の退職は直ちに有効となり、すでにVolkswagenグループには所属していない。Stadler氏の処遇は、現在進行中の公判前拘留のために取締役としての義務を果たすことが困難であり、裁判に集中したいと希望していることによる。本契約の履行は刑事訴訟の経過および結果に基づく。

Stadlerは2003年に取締役会に加わった。4年後、Audi AG の会長に就任した。2010年、StadlerはVolkswagen AGの取締役に任命された。

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Microsoft Surfaceファミリーにヘッドホンが加わる

今日の大きな発表の数々が数年来見てきたデバイスの定期的アップデートであることはわかっている。それでもMicrosoftは、今日のイベントに小さなサプライズを忍び込ませた。シンプルに名付けられたSurface Headphonesは、同社のノート、デスクトップ製品ラインを通じておそらく最も異質な新製品だろう。

しかしこのオーバーイヤー型ヘッドホンの鍵がCortanaにあることは明白だ。MicrosoftはこのSiri/Alexa/Assistant競合製品の普及にいくらか問題を抱えているので、こうした次世代ノイズキャンセリングのついたデバイスが伝道の後押しになるのだろう。

350ドルのワイヤレスヘッドホンは、いたる所で目にするBoseのQuietComfortや、Sony、Samsungらの競合製品がライバルになる。もちろん、もしCortanaが主要な差別化要因であるなら、混戦を抜け出すのは困難だろう。

まだ発表されたばかりで、発売時期も(「近日発売」以上には)わかっていないので、おそらくMicrosoftはまだいくつか楽しみを隠し持っているのだろう。

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